ビットコインの入金方法:結論は「即時入金が無料の取引所に、銀行から入れる」
ビットコインを買うための入金は、日本円を取引所の口座に入れるのが基本です。方法は銀行振込・クイック入金(即時入金)・コンビニ入金の3つで、すでにビットコインを持っている人は送付で入れることもできます。
迷ったら、クイック入金が無料の取引所を選び、ネットバンキングから入れるのが最も速くて安い方法です。GMOコインとSBI VCトレードは、クイック入金の手数料がかかりません。
- 日本円を入れてすぐ買いたい:クイック入金が無料のGMOコイン・SBI VCトレード
- Coincheck・bitbankを使う:銀行振込で入れる(Coincheckのクイック入金は770円から有料、bitbankは銀行振込のみ)
- ほかの取引所のビットコインを移す:受け取りはどの社も無料。かかるのは送る側の送付手数料
GMOコインは即時入金・日本円の出金・暗号資産の送付がすべて無料です(2026年10月18日にGMOコインの入出金の案内で確認)。取引所をまだ決めていない人は、国内の仮想通貨取引所の比較で全体を見てください。
日本円の入金方法は3種類:違いは速さと手数料
日本円の入金方法は、銀行振込・クイック入金・コンビニ入金の3つです。取引所側の手数料が無料なのは銀行振込で、速いのはクイック入金とコンビニ入金です。
| 入金方法 | 反映の速さ | 取引所の手数料 | 自分が払う費用 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 銀行振込 | 即時〜翌営業日 | どの社も無料 | 銀行の振込手数料 | 急がない人・大きな金額 |
| クイック入金(即時入金) | 原則すぐ | 無料〜1,018円(50万円以上は0.11%+495円の社も) | なし(有料の社は入金額から差し引き) | すぐ買いたい人 |
| コンビニ入金 | 原則すぐ | 330〜1,018円 | 現金を持っていく手間 | ネットバンキングが無い人 |
銀行振込は、24時間振り込める仕組み(モアタイムシステム)に入っている銀行からなら、夜間や休日でもふつうはすぐ反映されます。入っていない銀行から営業時間外に振り込むと、翌営業日の反映です。
クイック入金は、取引所の画面から提携銀行のネットバンキングに移って支払う方法です。振込人名義の番号を打つ必要がないので、入力ミスで反映されない失敗も起きにくい方法です。
国内6社の入金方法と手数料(2026年10月確認)
下の表は、各社の公式ページで確認した日本円の入金方法と、取引所側の手数料です。銀行振込の振込手数料は、どの社でも自分の負担です。
| 取引所 | 向いている人 | 銀行振込 | クイック入金(即時入金) | コンビニ入金 |
|---|---|---|---|---|
| GMOコイン | 入金も出金も無料にしたい人 | 無料(GMOあおぞらネット銀行・楽天銀行あて) | 無料(10行) | なし |
| SBI VCトレード | 手数料を全部無料にしたい人 | なし(クイック入金のみ) | 無料(みずほ・ゆうちょ・楽天など5行は使えない) | なし |
| BITPOINT(新規受付は終了) | すでに口座がある人 | 無料 | 無料(PayPay銀行・ドコモSMTBネット銀行) | なし |
| Coincheck | 銀行振込で入れる人 | 無料 | 3万円未満770円・3万〜50万円未満1,018円・50万円以上0.11%+495円 | 3万円未満770円・3万〜30万円1,018円 |
| bitbank | 銀行振込で入れる人 | 無料(GMOあおぞらネット銀行・ドコモSMTBネット銀行あて) | なし | なし |
| bitFlyer | ドコモSMTBネット銀行を持っている人 | 無料 | ドコモSMTBネット銀行から無料・それ以外は330円 | 330円 |
GMO・SBI VC・Coincheck・bitbankは2026年10月18日に、GMOコインの入出金の案内、SBI VCトレードの入金方法、Coincheckの手数料、bitbankの日本円の入金方法で確認しました。
BITPOINTは10月2日にBITPOINTの日本円の入出金で、bitFlyerは10月17日にbitFlyerの手数料一覧で確認した値です。
BITPOINTは2026年7月31日で新規の口座開設を終え、12月末ごろまでにSBI VCトレードのサービスへ移る予定です(BITPOINTとSBI VCトレードの比較)。
GMOコインの無料の入金先は10行、上限は銀行で違う
GMOコインの即時入金は、ドコモSMTBネット銀行・PayPay銀行・ゆうちょ銀行が1,000円〜1,000万円、三菱UFJ・三井住友・みずほ・りそな・埼玉りそなの5行がペイジー経由で1,000円〜999,999円です。
GMOあおぞらネット銀行と楽天銀行は振込入金の扱いで、同じ銀行どうしなら振込手数料も無料、1円から入れられます。楽天銀行からは通常30秒以内に反映されます。
SBI VCトレードは使えない銀行がある
SBI VCトレードは日本円の入金をクイック入金だけで受け付けています。みずほ銀行・ゆうちょ銀行・楽天銀行・中国銀行・SBI新生銀行からはクイック入金を使えないので、口座開設の前に手元の銀行を確かめてください。
過去の振込履歴から直接振り込むと反映されません。必ず取引画面から金融機関のサイトに移って手続きします。
6社とも金融庁に登録した暗号資産交換業者です。登録の確かめ方は金融庁に登録された仮想通貨取引所の一覧にまとめています。
入金の回数と金額で、手数料はここまで変わる
入金の手数料は1回ごとの定額なので、少ない金額を何度も入れるほど割高になります。下の表は、各社の公式の入金手数料だけを使って、1年間の入金にかかる取引所側の手数料を計算したものです。
| 入れ方 | GMOコイン・SBI VC(クイック入金) | bitFlyer(ほかの銀行からクイック入金) | Coincheck(クイック入金) | Coincheck・bitbank(銀行振込) |
|---|---|---|---|---|
| 毎月1万円×12回 | 0円 | 3,960円(入金額の3.3%) | 9,240円(7.7%) | 0円+振込手数料×12回 |
| 毎月3万円×12回 | 0円 | 3,960円(1.1%) | 12,216円(3.4%) | 0円+振込手数料×12回 |
| 年1回10万円 | 0円 | 330円(0.33%) | 1,018円(1.0%) | 0円+振込手数料×1回 |
| 年1回100万円 | 0円 | 330円(0.03%) | 1,595円(0.16%) | 0円+振込手数料×1回 |
Coincheckのクイック入金で毎月1万円を入れると、入金だけで7.7%が消えます。板の取引手数料(0〜0.15%)の50倍以上で、販売所の価格差より大きいこともあります。
少額で積み立てるなら、クイック入金が無料の取引所を使うか、振込手数料が無料になる銀行からまとめて入れるのが安い方法です。
10万円を入金してビットコインを買うまでの総コスト(実測)
入金してから板(取引所)でビットコインを買うまでのコストは、「入金の手数料」「板の取引手数料」「板の実効コスト」の3つの合計です。板の実効コストとは、売り板を安い順に買い上がったときの平均約定価格と、板の仲値との差です。
当サイトは各社の公式の板APIを数時間おきに取得し、10万円分を成行で買ったと仮定して計算しています。下の表は2026年9月27日〜10月18日の100回の平均に、公式の手数料を足した値です。
| 取引所 | 入金の方法と手数料 | 板の取引手数料(Taker) | 板の実効コスト(実測) | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| Coincheck | 銀行振込 0円 | 0円(0%) | 約7円 | 約7円(+振込手数料) |
| GMOコイン | クイック入金 0円 | 50円(0.05%) | 約4円 | 約54円 |
| bitbank | 銀行振込 0円 | 100円(0.10%) | 約4円 | 約104円(+振込手数料) |
| bitFlyer | クイック入金(ドコモSMTBネット銀行)0円 | 150円(0.15%) | 約18円 | 約168円 |
| bitFlyer | クイック入金(ほかの銀行)330円 | 150円(0.15%) | 約18円 | 約498円 |
| Coincheck | クイック入金 1,018円 | 0円(0%) | 約7円 | 約1,025円 |
bitFlyerの取引手数料は、直近30日の売買額が10万円未満のときの0.15%で計算しました。SBI VCトレードとBITPOINTは板の実測をしていないため、表に入れていません(SBI VCトレードのTakerは0.05%、BITPOINTの板の手数料は無料)。
取引が薄くなりやすい日曜の早朝も確かめました。2026年10月18日(日)06:04〜06:44に4社の板を5分おきに9回取得しています。
10万円分を成行で買う総コスト(入金手数料0円の場合)は、Coincheck 約7円(実効コスト 約7円)・GMOコイン 約51円(実効コスト 1円未満)・bitbank 約100円(実効コスト 1円未満)・bitFlyer 約166円(実効コスト 約16円)でした。安い順は期間平均と同じです。
同じCoincheckでも、銀行振込なら約7円、クイック入金なら約1,025円と、入金の方法だけで100倍以上の差が出ます。Coincheckの板の手数料改定は延期されていて、BTC/JPYはもともと対象外です(Coincheckの延期のお知らせ)。
手数料の全体(出金・送付・販売所の価格差)は仮想通貨の手数料比較で比べています。
SBI VCトレードの公式サイトで手数料・取扱銘柄を確認する
銀行振込で入金する手順
銀行振込は、取引所が会員ごとに用意する専用の振込先口座へ、自分の銀行から振り込む方法です。どの社も取引所側の手数料は無料です。
- 取引所にログインし、「入出金」→「日本円の入金」→「銀行振込」を開く
- 自分専用の振込先口座(銀行名・支店・口座番号)を確認する
- 振込人名義の前に番号を入れる指定があるか確認する
- 取引所に登録した本人名義の銀行口座から振り込む
- 取引所の入出金履歴と残高で反映を確認する
番号の指定は社と振込先で違います。bitbankはGMOあおぞらネット銀行あてなら名前だけでよく、ドコモSMTBネット銀行あては「入金番号+名前」で振り込みます。番号を入れ忘れると、調べるのに数営業日かかることがあります。
名義が登録と違う口座からの振込は、どの社も反映されません。家族名義・旧姓のままの口座・法人口座からも入れられないので注意してください。
振込先の口座番号を間違えると反映されず、組戻し(振込の取り消し)の手数料が自分の負担になります。GMOコインも、名義が違う振込の組戻し手数料は利用者の負担としています。
クイック入金(即時入金)の手順
クイック入金は、取引所の入金画面から提携銀行のネットバンキングに移り、その場で支払う方法です。24時間ほぼいつでも反映されます。
- 取引所の「入出金」→「日本円の入金」→「クイック入金(即時入金)」を開く
- 入金額を入力し、使う銀行を選ぶ
- 銀行のネットバンキングにログインし、振込内容を確認して実行する
- 銀行の画面で「加盟店に戻る」などのボタンを最後まで押す
- 取引所の残高に反映されたことを確認する
最後のボタンを押さず画面を閉じると、反映されないことがあります。GMOコインとSBI VCトレードの案内は、どちらもこの操作を最後まで行うよう書いています。
クイック入金を使うには、提携銀行のネットバンキングの契約が先に必要です。SBI VCトレードのアプリでは、入金前に「7日間、入金相当の資産を移せない」ことへの同意を求められます。
コンビニ入金の手順と使いどころ
コンビニ入金は、取引所の画面で支払番号を受け取り、コンビニのレジや端末で現金を払う方法です。国内の主要6社では、CoincheckとbitFlyerが対応しています。
- 取引所の入金画面で「コンビニ入金」を選び、金額を入力する
- 表示された支払番号などを控える
- 期限内にコンビニの端末やレジで現金で支払う
- 取引所の残高に反映されたことを確認する
手数料はbitFlyerが330円、Coincheckが770円・1,018円です。Coincheckは1回30万円までと上限も低いため、ネットバンキングが無いときの手段と考えてください。
ビットコインを送付して入金する手順
すでにほかの取引所やウォレットにビットコインがあるなら、送付して入れることもできます。受け取る側の手数料は、6社ともすべて無料です。
- 受け取る取引所で「入出金」→「暗号資産の受取(入金)」→「BTC」を開く
- 表示された入金アドレスをコピーする(手で打たない)
- 送る側の取引所・ウォレットで、送付先にアドレスを貼り付け、受取先の取引所名などの通知事項を入れる
- 初回は少額で送り、着金を確かめてから残りを送る
- 受け取る取引所の入出金履歴で反映を確認する
送ったビットコインは取り消せません。アドレスや銘柄、ネットワークを間違えると、資産が戻らないことがあります(Coincheckの暗号資産の入金方法)。
費用は送る側の送付手数料
送付で入金するときの費用は、送る側の取引所が取る送付手数料です。GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINTは無料ですが、ほかの社は1回数千円かかります。
| 送る側 | BTCの送付手数料 | 円に直すと |
|---|---|---|
| GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINT | 無料 | 0円 |
| bitFlyer | 0.0004 BTC | 約5,100円 |
| Coincheck | 0.0005〜0.016 BTC(ネットワークの混雑で6段階) | 約6,400円〜 |
| bitbank | 0.0006 BTC | 約7,700円 |
円換算は1BTC=約1,286万円(2026年10月18日朝の板の仲値)で計算しました。Coincheckは過去1週間のネットワーク手数料の平均で段階が上下し、Coincheckの利用者どうしなら無料です(Coincheckの手数料)。
数万円分を移すだけなら、送る側で売って日本円で出金し、受け取る側で買い直す方が安いこともあります。売る側のコストはビットコインの出金方法で実測しています。
着金までの時間
ビットコインはおよそ10分ごとにブロックが作られ、取引所は一定の承認数を待ってから残高に反映します。GMOコインは最短30分としています。
ネットワークが混んでいると、もっと時間がかかります。反映されないからといって同じ送付を繰り返さず、送る側の履歴でトランザクションID(TXID)を確かめてください。
取引所どうしで送れない組み合わせ(トラベルルール)
国内の取引所どうしでも、ビットコインを送れない組み合わせがあります。送付のときに送り手と受け手の情報を通知する決まり(トラベルルール)に、各社が別の仕組みで対応しているためです。
GMOコインは、Sygna Hubを使う国内業者(bitbank・SBI VCトレード・BITPOINT・BitTrade・Zaifなど)へは送れますが、bitFlyer・Coincheck・Binance Japanへは送れないとしています(2026年10月18日にGMOコインのトラベルルールの案内で確認)。
送る前に、受け取る側と送る側の両方の案内で、相手先が対応しているかを確認してください。受け取る側でも、通知の中身を確かめ終わるまで反映が遅れることがあります。
海外の取引所から国内へ送る場合は、相手先が通知の対象外で保留になることがあります。逆に国内の主要7社からBTCCへは直接送れないことを、BTCCへの入金方法で確認しています。金融庁に登録していない海外業者は、国内の利用者保護の対象外です。
入金した直後は出金・送付が制限されることがある
クイック入金やコンビニ入金で入れた日本円は、7日間、その分の暗号資産の送付ができない社があります。不正利用を防ぐための制限で、売買はふつうにできます。
| 取引所 | 制限がかかる入金 | 内容 |
|---|---|---|
| SBI VCトレード | クイック入金 | 入金相当の資産を7日間移せない |
| GMOコイン | ペイジー(Pay-easy)での即時入金 | 入金相当の暗号資産の送付が7日間できない |
| bitFlyer | クイック入金・コンビニ入金 | 入金相当の暗号資産の送付が7日間できない |
| bitFlyer | 銀行振込など(本人確認から90日未満の人) | 入金から48時間、入金額から10万円を引いた分の送付ができない |
bitFlyerは2026年10月15日から、本人確認を終えて90日未満の人に「クールダウン」を始めました。10万円以下の入金なら制限はかからず、日本円の出金や売買も止まりません(CoinPostの報道)。
GMOコインの即時入金のうち、ドコモSMTBネット銀行・PayPay銀行・ゆうちょ銀行と、振込入金の扱いのGMOあおぞらネット銀行・楽天銀行には、この7日間の制限の記載がありません。
買ってすぐ外部のウォレットへ送りたい人は、制限のかからない入金方法を選んでください。GMOコインは、新しく登録した送付先へは登録から24時間送れない点にも注意が必要です。
入金が反映されないときの確認手順
入金が反映されない原因の多くは、名義・番号・時間帯のどれかです。次の順に確かめてください。
- 取引所の入出金履歴で「処理中」になっていないか見る
- 銀行振込なら、振込先の口座番号と、振込人名義の番号の入れ忘れを確認する
- 夜間・休日の振込なら、自分の銀行がモアタイムシステムに入っているか確認する
- クイック入金なら、銀行の画面で最後のボタンまで押したか確認する
- 暗号資産なら、TXIDでブロックチェーン上の承認数を確認する
- それでも反映されなければ、振込の明細やTXIDを添えて取引所に問い合わせる
銀行や取引所のメンテナンス中に入れた分は、終わってから順に反映されます。GMOコインの振込先のGMOあおぞらネット銀行は、毎月第2土曜日の21時50分〜翌6時がメンテナンスです。
入金の前に確認したい5つの注意点
入金で失敗しやすい点は決まっています。初めての人は、次の5つを先に確認してください。
- 本人名義の口座から入れる:家族名義や法人名義の口座からは反映されません
- クイック入金の手数料を見る:Coincheckは1万円の入金でも770円かかります
- 振込手数料を見る:取引所の振込先と同じ銀行なら、振込手数料が無料になることがあります
- 送付の制限を見る:入れてすぐ外部に送る予定なら、制限のかからない方法で入れます
- 余裕資金だけを入れる:暗号資産は価格の変動が大きく、元本の保証はありません
入金そのものには税金はかかりません。ただし、ビットコインを売って利益が出たときや、別の暗号資産と交換したときは所得になります(国税庁のタックスアンサー No.1524)。
取引所の間で送付して移したときは、取得した日と金額の記録を残しておくと、確定申告で計算しやすくなります。くわしくは税理士や税務署に確認してください。
入金のあとは:買う・出金する
入金が反映されたら、取引所(板)でビットコインを買います。販売所は手数料が無料と表示されていても、買値と売値の差が価格に含まれるため、板で買う方が安く済みます。
ビットコイン以外では、イーサリアムの買い方と各社の実測コストをイーサリアムの買い方にまとめています。
売って日本円に戻すときの手順と手数料はビットコインの出金方法を見てください。口座を作る前の全体の流れは仮想通貨の買い方と口座開設が入口です。
GMOコインは、入金・出金・送付の手数料がどれも無料です(2026年10月18日に公式で確認)。
