結論:日本独自の仮想通貨銘柄はZaif・BITPOINT・bitbankの3社で概ね網羅できる

日本独自・国内発の仮想通貨(暗号資産)とは、日本のコミュニティやプロジェクトが起点となって生まれた銘柄の総称です。代表例として、2chコミュニティ発祥のモナコイン(MONA)、NEMから派生したシンボル(XYM)、渡辺創太氏が中核のAstar Network(ASTR)、パーソナルデータ管理のジャスミー(JMY)などが挙げられます。これらは海外大手取引所では基本的に取り扱いがなく、国内取引所でしか購入できない銘柄がほとんどという特殊な位置づけにあります。

  • MONA(モナコイン)を買いたい人 → bitbank・Zaif・bitFlyerが候補(取扱状況は変動するため要確認)
  • XYM(シンボル)を買いたい人 → bitbank・Zaifが中心
  • ASTR(アスター)を買いたい人 → bitbank・BITPOINT・GMOコインが候補
  • DEP/JMY/TSUGT/GXEなどBITPOINT独自銘柄を買いたい人 → BITPOINTが唯一の選択肢
  • 主要銘柄(BTC/ETH)のレバレッジ取引も検討したい人 → 国内取引所とは別に海外取引所も選択肢に入る

本記事では、日本独自の仮想通貨銘柄の一覧と、それぞれを取り扱う国内取引所、投資時の注意点を2026年8月時点の情報で整理します。

日本独自の仮想通貨銘柄とは何か

日本独自の仮想通貨(和製銘柄)とは、日本国内のコミュニティ・企業・個人が主導して開発された暗号資産の総称です。世界の暗号資産市場の大半をBTC・ETH・海外発アルトコインが占める中、和製銘柄は独自のポジションを築いています。特徴として、①海外大手取引所での取扱いが基本的にない、②時価総額・出来高が海外大手銘柄より小さい、③コミュニティの結束が強く、応援目的での保有者が一定数いる、という3点が挙げられます。

代表的な和製・国内発銘柄一覧

MONA(モナコイン)

2014年に2chコミュニティから誕生した、日本発の暗号資産として最も歴史のある銘柄の一つです。Litecoinをベースにした技術設計で、SNSでの「投げ銭文化」を国内で広めた立役者としても知られています。ブロック生成時間が90秒とビットコイン(10分)より高速な点が技術的特徴です。なお、2025年前半には流動性低下を理由に一部の国内取引所(GMOコインなど)が取扱いを終了した経緯があり、取扱取引所は年々絞られる傾向にある点は把握しておく必要があります。

XEM(ネム) / XYM(シンボル)

NEMブロックチェーンのネイティブ通貨XEMは、2018年のCoincheck大規模流出事件で名前が広く知られることになりました。その後2021年、NEMから技術的に派生する形で新しいL1ブロックチェーン「Symbol」が稼働し、そのネイティブ通貨がXYM(シンボル)です。XEM保有者にはXYMが配布された経緯があり、企業向けブロックチェーンプラットフォームとしての活用が模索されています。

ASTR(アスター)

Astar Networkは、渡辺創太氏が創業に関わったPolkadotエコシステム系のL1ブロックチェーンで、そのネイティブトークンがASTRです。EVM・WASM・XCMなど複数の仮想マシンに対応する「マルチVM」設計が技術的な特徴で、国内発プロジェクトとしては国際的な知名度も比較的高い部類に入ります。

OAS(オアシス)

Oasysは、ゲーム(GameFi)向けに設計された国産L1ブロックチェーンで、そのトークンがOASです。バンダイナムコ、スクウェア・エニックス、セガサミーなど、日本を代表する大手ゲーム企業がバリデータ等で参画している点が他の和製銘柄にはない特徴です。

BITPOINT独自上場銘柄(DEP/JMY/TSUGT/GXE)

BITPOINTは他の国内取引所では取り扱いのない独自銘柄を複数上場させています。

  • DEP(ディープコイン) — GameFi・メタバース関連プロジェクトのトークン
  • JMY(ジャスミー) — 個人が自分のデータを管理・活用できることを目指すパーソナルデータ管理プロジェクトのトークン
  • TSUGT(ツチノコ) — ミーム系トークン
  • GXE(ゼノ) — ゲーム関連トークン

これらはBITPOINTでのみ取り扱われており(本記事執筆時点)、他の国内取引所での購入は基本的にできません。

和製銘柄取扱の国内取引所マップ

取引所 主な和製銘柄 特徴
Zaif MONA / XYM 等 老舗、和製銘柄取扱いの元祖的存在
BITPOINT DEP / JMY / TSUGT / GXE / ASTR 独自上場銘柄が多く他取引所では入手困難
bitbank MONA / XYM / ASTR / OAS 等 板取引対応銘柄数が国内最多級
Coincheck MONA 等 アプリの操作性、IEO実績あり
bitFlyer MONA メジャー銘柄中心のラインナップ
GMOコイン ASTR / OAS 等 メジャー銘柄+一部和製銘柄

取扱銘柄・上場状況は各社の判断で随時変更されるため、購入前には必ず各取引所の公式サイトで最新の取扱一覧を確認してください。特にMONAのように流動性低下を理由とした取扱終了の実例がある銘柄については、この確認が特に重要です。

銘柄別・おすすめ取引所の考え方

MONA(モナコイン)を買うなら

板取引に対応するbitbank、老舗のZaif、少額対応のbitFlyerが候補です。取扱終了リスクがある銘柄であるため、購入前に取扱状況を必ず確認してください。

XYM(シンボル)を買うなら

bitbankまたはZaifが中心的な選択肢です。XYMは技術的な設計がやや複雑な銘柄のため、公式コミュニティの情報を確認しながら運用することをおすすめします。

ASTR(アスター)を買うなら

板取引ができるbitbank、独自上場のBITPOINT、送金手数料が無料水準のGMOコインが候補です。ASTRをMetaMaskに送金してAstar Network上のDeFiを活用したい場合は、送金コストの低いGMOコインやBITPOINTが有利になります。

OAS(オアシス)を買うなら

板取引対応のbitbank、メジャー銘柄と合わせて扱うGMOコインが候補です。

DEP/JMY/TSUGT/GXEを買うなら

BITPOINTが実質唯一の選択肢です。これらの銘柄に関心がある場合は、BITPOINTでの口座開設が前提になります。

和製銘柄と主要銘柄(BTC/ETH)、取引所の選び方の違い

和製銘柄は基本的に国内取引所でしか流通しておらず、海外の大手取引所には上場していません。これは、和製銘柄の性質上コミュニティが国内中心であることに加え、海外取引所側にとって上場を検討する優先度が高くないためです。一方、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のような主要銘柄は状況が異なります。国内取引所で現物を保有しつつ、レバレッジ取引や豊富な銘柄ラインナップを求める場合は、海外取引所を組み合わせるという選択肢が主要銘柄には存在します。

対 国内取引所単体 — 和製銘柄が主目的なら

和製銘柄への投資が主目的である場合、国内取引所(Zaif・BITPOINT・bitbank等)の口座だけで完結します。和製銘柄は海外取引所では基本的に取り扱いがないため、海外口座を持つ必要性は薄いのが実情です。

対 BTCC — 主要銘柄でレバレッジも試したいなら

和製銘柄への投資と並行して、BTCやETHのような主要銘柄でレバレッジ取引も試したい場合、BTCCのような海外取引所が選択肢になります。BTCCは最大500倍のレバレッジ取引に対応しており、国内取引所の規制(最大2倍)とは異なる水準のポジションを取れます。口座開設の流れはBTCC口座開設ガイドで解説しています。

対 Bitget — 銘柄数・コピートレードを重視するなら

Bitgetは無期限先物796銘柄以上という取扱銘柄数の多さと、優良トレーダーの取引を模倣できるコピートレード機能が特徴です。和製銘柄の投資判断に迷ったとき、主要銘柄側で経験者の手法を参考にしたい場合の選択肢になります。BTCCとの比較はBitget対BTCC比較記事を参照してください。

和製銘柄の将来性を考える視点

和製銘柄の将来性については、断定的な予測をすることはできませんが、判断材料として押さえておきたい視点を整理します。

  • 開発の継続性 — 公式サイト・GitHub等の更新が続いているかは、プロジェクトの生存確認として最も基本的な指標です。更新が長期間止まっているプロジェクトはリスクが高いと判断されます
  • 企業・大手の参画状況 — Oasys(OAS)のようにバンダイナムコ等の大手企業が参画しているプロジェクトは、一定の実需・資金的裏付けがあると評価されやすい傾向があります
  • 取引所の取扱動向 — 取引所が新規に取扱いを開始する、あるいは逆に取扱いを終了するといった動きは、業界内での評価の変化を反映していることがあります
  • コミュニティの活発さ — SNS・Discord等でのコミュニティ活動の継続性も、長期的なプロジェクトの持続性を占う材料の一つです

第三者のアナリストや予測サイトによる価格予想は参考情報として存在しますが、暗号資産の将来価格を断定的に予測することはできません。投資判断は必ず自己責任で、複数の情報源を確認した上で行ってください。

和製銘柄狙いの口座開設の流れ

和製銘柄への投資を始める場合の大まかな流れです。

  1. 目的の銘柄を扱う取引所を確認する — 前述の取引所マップを参考に、購入したい銘柄を取り扱う取引所を選びます
  2. 口座開設を申し込む — メールアドレス登録→本人確認書類のアップロード→顔写真撮影(スマホでのオンライン本人確認が主流)という流れが一般的です
  3. 日本円を入金する — 銀行振込またはクイック入金で日本円を口座に入金します
  4. 目的の銘柄を購入する — 取扱いのある取引所で、板取引(取引所形式)または販売所形式で購入します

BITPOINT独自銘柄(DEP/JMY/TSUGT/GXE)を狙う場合はBITPOINTの口座開設が前提になるなど、目的の銘柄によって必要な口座が変わる点に注意してください。

和製銘柄投資の注意点

  1. 流動性リスク — 和製銘柄は海外大手銘柄より時価総額・出来高が小さく、売却したいタイミングで思うように売れないリスクがあります。大口取引ではスリッページ(想定価格とのズレ)が発生することもあります
  2. 上場廃止リスク — プロジェクトの動向や取引所の判断により、取扱いが停止されるケースがあります。実際にMONAは2025年前半に複数の国内取引所で取扱終了となった実例があり、和製銘柄全般に共通するリスクとして認識しておくべきです
  3. 価格変動の大きさ — 海外大手銘柄(BTC/ETH)よりボラティリティが大きい傾向があり、1日で20〜30%程度動くこともあります
  4. 詐欺・偽プロジェクトリスク — 和製銘柄を装った偽プロジェクトのSNS・Discord勧誘が散見されます。公式アカウントの認証マークを必ず確認し、不審なリンクは踏まないでください
  5. 情報の陳腐化リスク — 取扱銘柄・手数料・キャンペーンは変更されることがあるため、購入直前に必ず公式サイトの最新情報を確認する
  6. 税務リスク — 暗号資産の売却益は雑所得として課税対象になるのが原則です。複数取引所を併用する場合は特に、取引履歴の記録を怠らないようにしてください

和製銘柄を網羅したい場合の取引所組合せ

主要な和製銘柄をカバーしたい場合、以下のような組合せが考えられます。

組合せA: Zaif + BITPOINT + bitbank

  • Zaif: MONA・XYM等の老舗取扱い
  • BITPOINT: DEP・JMY・TSUGT・GXE等の独自上場銘柄
  • bitbank: ASTR・OAS等の主要アルト+板取引

組合せB: bitbank + BITPOINT + GMOコイン

  • bitbank: MONA・XYM・ASTR・OASの主要和製銘柄+板取引
  • BITPOINT: 独自上場銘柄
  • GMOコイン: ASTR・OAS+送金無料+メジャー銘柄

いずれの組合せも、口座開設自体は無料の取引所が大半です。目的の銘柄が決まっている場合は、その銘柄を取り扱う取引所を優先して選ぶのが効率的です。

和製銘柄投資のチェックリスト

  • 投資金額は全資産の5%以下に抑える
  • 単一銘柄への集中を避け、複数銘柄に分散する
  • 各銘柄の公式Twitter・Discord等でプロジェクトの動向を定期的に確認する
  • 流動性の薄い銘柄では大口取引を避ける
  • 上場廃止リスクを認識し、突然の取扱停止に備える
  • 詐欺DM・偽プロジェクトの勧誘に注意する
  • 利確・損切りのタイミングを事前にルール化しておく

和製銘柄と海外発アルトコインの違い

和製銘柄を検討する際、海外発のアルトコインとの違いを理解しておくと投資判断がしやすくなります。

項目 和製銘柄(MONA/XYM/ASTR等) 海外発アルトコイン
主な取扱取引所 国内取引所中心 国内外の取引所に幅広く上場
流動性 相対的に小さい傾向 銘柄によっては大きい
コミュニティの中心 日本国内 グローバル
レバレッジ取引対応 基本的に対象外 主要銘柄は海外取引所でレバレッジ対応
情報の入手しやすさ 日本語情報が豊富 英語情報が中心の場合が多い

和製銘柄は日本語での情報収集がしやすい一方、流動性の面では海外発の主要アルトコインに劣る傾向があります。この特性を理解した上で、投資比率を調整することが重要です。

2026年の注目トピック|モナコインの半減期

和製銘柄の中でも歴史の長いモナコイン(MONA)は、2026年に4回目の半減期(ブロック報酬が半分になるイベント)を迎える見込みとされています。半減期は新規発行量の減少を意味し、需給面での話題性が高まりやすいイベントですが、価格への影響を断定的に予測することはできません。半減期前後は値動きが大きくなる傾向があるため、投資する場合は資金管理を特に慎重に行ってください。

まとめ|和製銘柄はZaif・BITPOINT・bitbankの3社併用が王道

日本独自・国内発の仮想通貨銘柄(MONA・XYM・ASTR・OAS・DEP・JMY等)への投資を検討するなら、Zaif・BITPOINT・bitbankの3社を併用するのが定番の組み合わせです。これらの銘柄は海外大手銘柄に比べて流動性・時価総額が小さい一方、コミュニティに支えられた独自の価値を持つものも多く、和製プロジェクトを応援したい層に支持されています。投資金額は全資産の5%以下に抑え、複数銘柄に分散するのが基本原則です。

一方で、和製銘柄は海外取引所には基本的に上場していないため、和製銘柄だけを目的とするなら国内取引所の口座で完結します。主要銘柄(BTC/ETH)でレバレッジ取引や豊富な銘柄ラインナップも試したい場合は、国内取引所での現物保有を土台に、BTCCやBitgetのような海外取引所を別口座として検討する選択肢があります。

なお、当サイト編集部はClaude Codeによる暗号資産の自動売買を実口座で運用しており、銘柄選定・売買判断の実績は実績ページ(/ai-trading)で公開しています。

よくある質問

日本独自の仮想通貨銘柄にはどんなものがありますか?

代表例はMONA(モナコイン)、XYM(シンボル)、ASTR(アスター)、OAS(オアシス)、DEP(ディープコイン)、JMY(ジャスミー)などです。いずれも日本のコミュニティやプロジェクトが起点となって生まれた銘柄です。

和製銘柄はどの取引所で買えますか?

主にZaif・BITPOINT・bitbankの3社が中心です。BITPOINTはDEP・JMY・TSUGT・GXE等の独自上場銘柄を扱っており、他取引所では入手が難しい銘柄も存在します。

モナコイン(MONA)は今も国内取引所で買えますか?

本記事執筆時点ではbitbank・Zaif・bitFlyer等での取扱いが確認できますが、2025年前半に一部の国内取引所で流動性低下を理由に取扱いが終了した経緯があります。購入前に必ず取扱状況を確認してください。

和製銘柄は海外取引所でも買えますか?

基本的に取り扱いはありません。和製銘柄は国内コミュニティ中心の流通になっているため、海外の大手取引所への上場は限定的です。

和製銘柄への投資はどれくらいの金額が適切ですか?

明確な正解はありませんが、流動性・ボラティリティの高さを踏まえると、全資産の5%以下に抑え複数銘柄に分散するという考え方が一般的です。

BITPOINT独自上場銘柄(DEP/JMY/TSUGT/GXE)はなぜ他の取引所で買えないのですか?

各取引所が独自に上場審査・契約を行うため、BITPOINTが独自に上場を決めた銘柄は他取引所では原則取り扱われません。これらの銘柄に投資したい場合はBITPOINTの口座開設が前提になります。

和製銘柄の上場廃止リスクにはどう備えればいいですか?

プロジェクトの公式発表や取引所からのお知らせをこまめに確認することが基本です。流動性が低下傾向にある銘柄は、上場廃止の可能性を織り込んだ資金管理(投資比率を抑える等)を心がけてください。

主要銘柄(BTC/ETH)にはレバレッジ取引を使えますか?

国内取引所では最大2倍までのレバレッジに規制されています。より高い倍率を試したい場合はBTCC(最大500倍)やBitget(最大125倍)のような海外取引所が選択肢になりますが、余剰資金の範囲での利用が前提です。