BITPOINTとZaifの比較とは、手数料の安さと積立コストで選ぶBITPOINTと、MONAやXEMなど独自銘柄を持つ老舗Zaifの、どちらが自分の目的に合うかを見極める作業のことです。結論から言えば、コストを抑えて現物や積立を淡々と続けたい人はBITPOINT、他社では扱いの少ない独自路線の銘柄を集めたい個性派はZaifが向きます。本記事では2026年7月時点の最新情報をもとに、手数料・取扱銘柄・積立・アプリ・安全性の5軸で両社を並べ、読者タイプ別に「どちらを選ぶべきか」を明確にします。

結論:どちらが誰に向いているか

最初に全体像を示します。両社はいずれも国内で暗号資産交換業を営む取引所で、レバレッジ取引には非対応、現物中心という共通点があります。その上で決定的に違うのは「コスト設計」と「銘柄の個性」です。

BITPOINTは、日本円の入出金・暗号資産の送金・取引所形式の取引手数料がいずれも原則無料で、さらにスプレッドまで無料にした「ゼロつみたて」を持つ、コスト最重視の設計です。一方Zaifは、モナコイン(MONA)やネム(XEM)、フィスココインといった他社では手に入りにくい独自銘柄を扱う老舗で、銘柄のラインアップに個性があります。ただしコイン積立や出金には手数料がかかり、かつては強みだった信用取引は廃止が決まっています。

つまり「安く・シンプルに・積立で」ならBITPOINT、「独自銘柄を集めるコレクション目的」ならZaif、という住み分けが基本線になります。どちらも「どちらかが一方的に優れている」というより、目的によって最適解が入れ替わる関係です。だからこそ、他人のおすすめをそのまま採用するのではなく、自分が何を重視するのか(コストか、銘柄か、積立か)を先に決めることが、後悔しない取引所選びの近道になります。以下で各軸を詳しく見ていきましょう。

そもそも「取引所形式」と「販売所形式」の違い

比較の前提として、国内取引所には多くの場合「取引所形式」と「販売所形式」の2つの買い方があります。取引所形式はユーザー同士が板で売買する仕組みで、手数料は明示的(無料〜0.1%程度)ですが、注文操作にやや慣れが要ります。販売所形式は運営会社を相手にワンタップで売買できる手軽さがある一方、売値と買値の差である「スプレッド」が実質的なコストになります。BITPOINTもZaifも両形式を備えており、「手数料無料」という表現がどちらの形式を指すのかを読み分けることが、コスト比較では欠かせません。本記事でも、この2つを区別しながら解説します。

比較の5軸

本記事では、(1)手数料、(2)取扱銘柄、(3)積立サービス、(4)アプリ・使い勝手、(5)安全性・信頼性、の5軸で両社を並べます。この5つは「毎月のコスト」「買えるものの幅」「続けやすさ」「安心して預けられるか」という、取引所選びで実際に効いてくる観点を過不足なくカバーします。どれを重視するかは人によって違うため、最後にタイプ別の早見表で結論を整理します。

基本スペック比較表

まず主要項目を一覧で押さえます。数値は2026年7月時点の公開情報に基づくもので、キャンペーンや取扱銘柄は変動するため、口座開設前に各公式サイトで最新を確認してください。

項目 BITPOINT Zaif
運営会社 株式会社ビットポイントジャパン 株式会社カイカエクスチェンジ
取扱銘柄数 約29銘柄 約24銘柄前後
取引所取引手数料 原則無料 Maker -0.01% / Taker 0.10%
販売所 あり(スプレッド) あり(スプレッド)
入金手数料 無料 銀行振込無料/コンビニ486〜594円
出金手数料 無料 385〜756円
送金手数料 無料 銘柄ごとに変動
積立サービス ゼロつみたて(BTCはスプレッド・手数料無料) コイン積立(積立額の約2.5%)
レバレッジ 非対応(現物のみ) 非対応(信用取引は廃止決定)
最低購入額の目安 500円程度から 少額から
独自の強み 手数料無料・レンディング MONA・XEM等の独自銘柄

この表だけでも、コスト面はBITPOINTが優位、銘柄の独自性はZaifが優位、という構図が読み取れます。次の章から各軸を掘り下げます。

手数料で比較:コスト重視ならBITPOINT

長期でコインを保有・積立するほど、手数料の差はじわじわ効いてきます。ここは選択の分かれ目です。

取引・入出金・送金コスト

BITPOINTは、取引所形式の取引手数料、日本円の入出金手数料、暗号資産の送金(出庫)手数料が原則無料です。実質的なコストは販売所を使うときのスプレッドに集約されるため、「取引所形式でコインを買い、送金も無料」という使い方をすれば、明示的な手数料をほぼゼロに抑えられます。

Zaifは取引所形式でMaker注文を出すと手数料が-0.01%(受け取り)になる一方、Taker注文では0.10%がかかります。加えて日本円の出金手数料が385〜756円、コンビニ入金で486〜594円と、入出金まわりでコストが発生します。頻繁に入出金する使い方や、少額を何度も動かす使い方では、この積み重ねが無視できません。

実額でイメージする

たとえば毎月1万円を入金して現物を買い、年に数回出金する使い方を考えます。BITPOINTなら入出金・取引手数料はかからず、コストはスプレッド分のみ。Zaifなら出金のたびに数百円、コンビニ入金なら都度数百円が上乗せされます。年間で見れば数千円規模の差になることもあり、コストを1円でも抑えたい人にとってBITPOINTの無料設計は明確な魅力です。

スプレッドという「見えないコスト」の読み方

注意したいのは、「取引手数料無料」と「トータルコストが安い」は必ずしも同じではない点です。販売所形式で買う場合、たとえ手数料が0円でも、スプレッド(買値と売値の差)が実質コストとしてかかります。スプレッドは相場状況や銘柄によって変動し、変動が激しい局面では広がる傾向があります。したがって、コストをきちんと比べたい人は「取引所形式で買えるか」「その銘柄のスプレッドはどの程度か」を確認するのが本筋です。BITPOINTは取引所形式の手数料が無料なので、取引所形式で買える銘柄についてはスプレッドを避けやすいという利点があります。

どんな人に手数料差が効くか

手数料の差が大きく効くのは、(1)積立などで長期・継続的に買い増す人、(2)少額を高頻度で売買する人、(3)入出金を頻繁に行う人です。逆に、まとまった額を一度買って長期保有し、ほとんど動かさない人にとっては、入出金手数料の差はそれほど大きくありません。自分の売買スタイルを思い浮かべ、「回数×1回あたりのコスト」で考えると、どちらの設計が有利かが見えてきます。継続と頻度が高いほど、BITPOINTの無料設計の恩恵は大きくなります。

手数料の透明性と安さを最優先するなら、BITPOINTがまず候補になります。

取扱銘柄で比較:独自路線を狙うならZaif

コストと並ぶもう一つの軸が、そもそも「買いたい銘柄があるか」です。

Zaifの独自銘柄

Zaifは老舗ならではのラインアップが特徴で、モナコイン(MONA)やネム(XEM/XYM)、フィスココインやカイカコインといった、他の国内取引所では扱いが少ない銘柄を持ちます。日本発・コミュニティ色の強い銘柄や、独自路線のトークンを国内取引所でまとめて買いたい人にとって、Zaifは数少ない選択肢です。「この銘柄はZaifにしかない」という理由で口座を持つユーザーもいます。

BITPOINTの銘柄

BITPOINTも独自上場に積極的で、DEP(ディープコイン)やJMY(ジャスミー)など、上場のタイミングで話題になった銘柄を扱ってきました。2026年7月時点で約29銘柄と、主要銘柄に加えて個性的なアルトコインもカバーしています。ただし方向性はZaifとは異なり、MONAやXEMのような老舗独自銘柄はZaifの領分です。

主要銘柄はどちらでも買える

一方で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)といった主要銘柄は、両社ともに取り扱っています。したがって「メジャーな銘柄を少額で買ってみたい」というだけなら、銘柄の有無で差はつきにくく、むしろ手数料や積立などのコスト面で選ぶことになります。銘柄の個性が効いてくるのは、あくまで独自路線・アルトコインを狙うケースです。自分の買いたいものがメジャー銘柄中心なのか、独自銘柄まで踏み込むのかで、重視すべき軸が変わってきます。

狙っている銘柄で決める

銘柄軸での結論はシンプルです。買いたい銘柄がすでに決まっているなら、その銘柄を扱っている方を選ぶのが最優先。特に独自銘柄は取扱終了や新規上場が起きやすいため、「昔は扱っていた」という古い情報を鵜呑みにせず、口座開設前に必ず公式サイトの最新の取扱銘柄一覧を確認してください。取扱の有無は、比較記事よりも公式ページの方が確実で最新です。

積立サービスで比較:ゼロつみたてのインパクト

毎月コツコツ買い増す積立は、初心者にも人気の使い方です。ここでも両社の設計は対照的です。

BITPOINTは、ビットコイン積立において売買時のスプレッドと手数料をいずれも無料にした「ゼロつみたて」を提供しています。積立でありがちな「見えないコスト=スプレッド」まで排除した設計で、月合計5,000円から、個別銘柄では月500円程度から積み立てられます(対象や条件は変わり得るため公式で確認)。積立のコストをとことん削りたい人にとって、この仕組みは強力です。

対してZaifのコイン積立は、積立額に応じた手数料がかかります。月1万円〜2.9万円の帯ではおおむね2.5%で、月1万円なら約250円が上乗せされる計算です。老舗として早くから積立を整備してきた実績はありますが、コスト面ではBITPOINTのゼロつみたてに分があります。

積立コストが長期で効く理由

積立は「時間分散でコツコツ買う」手法なので、購入回数が自然と多くなります。仮に月1回×12ヶ月×数年と続ければ、1回あたり数%のコストでも累積では相応の金額になります。たとえば毎月の積立に2.5%かかる場合、投じた元本のうち一定割合が毎回コストに消える計算で、これはそのまま将来のリターンを目減りさせます。積立は「始めたら長く続けるもの」だからこそ、入口のコスト設計が結果を左右します。スプレッド・手数料まで無料にしたBITPOINTのゼロつみたては、この累積コストを抑える点で長期積立と相性が良いといえます。

積立で確認しておきたい点

積立を使うなら、対象銘柄・最低金額・引き落とし方法・かかるコスト(手数料とスプレッド)の4点を必ず確認しましょう。ゼロつみたては現状ビットコインが対象の中心で、対象や条件は拡張・変更され得ます。個別銘柄の積立は月500円程度からと少額対応で、無理のない範囲で始められます。「まず少額で自動積立を回し、続けられそうか試す」という入り方が、初心者には特におすすめです。自動で買い付けが進むので、日々の値動きに一喜一憂せず淡々と続けやすいのも積立の利点です。

積立を主目的にするなら、コスト差がそのまま長期リターンに響くため、BITPOINTのゼロつみたてが有力な選択肢になります。

アプリ・使い勝手で比較

毎日触れるツールの快適さも、続けやすさを左右します。

BITPOINTはスマホアプリで現物売買や積立設定ができ、初心者でも迷いにくいシンプルな導線を志向しています。ただし高機能なチャート分析ツールという点では、大手専業取引所にやや譲る面もあります。

Zaifもスマホアプリを提供していますが、機能は限定的との評価が見られ、独自銘柄の取引や細かな板取引はWeb版の方がやりやすい場面もあります。「まず触ってみて画面が肌に合うか」を確かめる意味でも、少額での試用がおすすめです。

操作性は「毎日続けられるか」に直結します。積立中心で自動で買い増していく使い方なら、そもそも複雑な画面はあまり使いません。逆に、自分でタイミングを見て売買したい人は、板の見やすさや注文のしやすさが満足度を左右します。自分の使い方に合った画面かどうかは、実際に触ってみないと分からない部分が大きいため、口座開設後にまず少額で操作を試し、しっくりくる方をメインにする、という進め方が失敗しにくいです。

どちらも「高度なトレードツール」より「現物・積立をシンプルに」という方向性のため、派手な機能より続けやすさで選ぶとよいでしょう。

安全性・信頼性で比較

資産を預ける以上、運営の信頼性は外せません。

BITPOINTを運営するのはビットポイントジャパンで、暗号資産交換業者として登録・運営されています。Zaifを運営するのはカイカエクスチェンジです。Zaifについては過去に流出事案の経緯がありますが、その後に運営体制が刷新され、現在は交換業者として継続運営されています。

過去の事案をどう捉えるか

Zaifの過去の流出事案を理由に敬遠する人もいますが、重要なのは「事案の後にどう体制を立て直したか」です。国内の暗号資産交換業は登録制で、金融当局の監督下にあります。事案を経て運営体制を刷新し、現在も継続運営されているという事実は、一定の判断材料になります。とはいえ「過去に事案があった」という情報自体は変わらないため、気になる人はBITPOINTのように事案歴のない選択肢を優先する、という判断も合理的です。ここは各自のリスク許容度で決めてよい部分です。

自己防衛は取引所を問わず必須

ただし、どの取引所を使うにせよ「取引所に置いた資産の安全は運営任せにしない」姿勢が基本です。二段階認証を必ず設定し、パスワードを使い回さず、フィッシングサイトに認証情報を入力しない。大きな金額を長期保有する場合は、取引所に置きっぱなしにせず自己管理(ウォレット)も検討する。こうした基本動作は、BITPOINTでもZaifでも、そして他のどの取引所でも共通して重要です。運営の信頼性と自己防衛は、どちらか一方ではなく両輪で考えましょう。

やってはいけない選び方・よくある失敗

比較記事を読んで口座を選ぶとき、次のような判断ミスが起きがちです。売り込みの前に、まず避けるべき失敗を押さえておきましょう。

  1. 手数料だけで飛びつく:BITPOINTの無料設計は魅力ですが、買いたい銘柄がZaifにしかないなら本末転倒です。コストと銘柄はセットで見ましょう。
  2. 廃止予定のサービス目当てで選ぶ:Zaifの信用取引は2026年8月に廃止されます。過去記事を見て「信用取引ができる」と誤解して選ばないよう注意してください。
  3. 販売所スプレッドを無視する:「手数料無料」は取引所形式や送金の話で、販売所にはスプレッドがあります。実質コストはスプレッドで確認しましょう。
  4. 積立コストを軽く見る:数%の積立手数料は、長期・高頻度になるほど効いてきます。積立主体なら手数料率は必ず確認を。
  5. キャンペーンだけで即決する:一時的な特典より、毎月かかる手数料や使い勝手の方が長期の満足度を左右します。

これらを避けるだけで、「入れてみたけど自分の目的に合っていなかった」という後悔をかなり減らせます。

対 BITPOINT:Zaifを選ぶ理由・選ばない理由

BITPOINTと比べたとき、Zaifを積極的に選ぶ理由は「独自銘柄」の一点に集約されます。MONAやXEM、フィスココインなどをまとめて国内で買えるのは大きな価値です。逆に、それらの銘柄に興味がなく、コストと積立を重視するなら、Zaifを選ぶ理由は薄くなります。信用取引の廃止で、かつての差別化要素の一つが失われた点も踏まえて判断しましょう。

対 Zaif:BITPOINTを選ぶ理由・選ばない理由

Zaifと比べたとき、BITPOINTを選ぶ理由は「手数料無料とゼロつみたて」という明快なコスト優位です。淡々と現物を買い、積立を続ける使い方なら費用対効果が高い。一方で、Zaifにしかない独自銘柄が目的の場合、BITPOINTでは代替できません。銘柄ありきの人にとっては、BITPOINTを選ばない理由がそのまま「その銘柄がない」ことになります。

タイプ別おすすめ早見表

最後に、読者タイプ別の結論を表でまとめます。

あなたのタイプ おすすめ 理由
とにかくコストを抑えたい BITPOINT 入出金・送金・取引所手数料が原則無料
毎月コツコツ積立したい BITPOINT スプレッドまで無料のゼロつみたて
MONA・XEMを買いたい Zaif 独自路線の老舗銘柄を扱う
独自トークンを集めたい Zaif フィスココイン等の希少銘柄
初めての1社を選びたい BITPOINT 手数料が読みやすく続けやすい
目的別に使い分けたい 両方 積立はBITPOINT・独自銘柄はZaif

口座開設から取引開始までの流れ

どちらを選んでも、口座開設から取引開始までの流れは大きく変わりません。初めての人向けに、共通する基本ステップを整理します。

  1. 公式サイトからメールアドレスとパスワードを登録する:まずアカウントを作成します。フリーメールでも登録できますが、資産管理に使う重要なアカウントなので、推測されにくい強固なパスワードを設定しましょう。
  2. 本人確認書類を提出する:運転免許証やマイナンバーカードなどで本人確認(KYC)を行います。スマホでの「かんたん本人確認」に対応していれば、当日〜数日で審査が完了することが多いです。
  3. 二段階認証を設定する:口座が有効化されたら、真っ先に二段階認証を有効にします。これはセキュリティの最重要ステップで、後回しにしないでください。
  4. 日本円を入金する:銀行振込などで日本円を入金します。Zaifはコンビニ入金に手数料がかかる場合があるため、コストを抑えたいなら手数料無料の入金方法を選びましょう。
  5. 少額で最初の購入・積立設定を行う:いきなり大きな金額を投じず、まずは数百円〜千円規模で購入や積立設定を試します。操作に慣れ、画面が自分に合うかを確かめてから金額を増やすのが安全です。

この流れは両社に共通するため、迷ったら「まず1社を少額で試し、必要なら2社目を追加する」という進め方が現実的です。

両社を使い分ける具体例

「どちらか一方」に絞らず、目的別に使い分ける人も少なくありません。口座開設自体は無料なので、次のような役割分担が考えられます。

  • メインの積立・現物はBITPOINT:手数料無料とゼロつみたてを活かし、ビットコインや主要銘柄をコストを抑えて積み上げる土台にする。
  • 独自銘柄の購入はZaif:MONAやXEMなど、BITPOINTでは扱いのない銘柄をピンポイントで買うために使う。
  • 入出金のハブはコストの安い方に寄せる:日本円の入出金はBITPOINTの無料設計をハブにし、Zaifは必要な銘柄を買うときだけ使う、といった整理でコストを最小化する。

こうした使い分けは、それぞれの強みだけを取り出せる合理的なやり方です。ただし口座が増えるほど資産管理と確定申告の手間も増えるため、取引履歴はこまめに整理しておきましょう。

口座選びチェックリスト

実際に口座を開く前に、次の項目を確認しておくと失敗しにくくなります。

  • 買いたい銘柄が、その取引所の最新の取扱リストにあるか公式で確認した
  • 積立を使う場合、積立にかかる手数料・スプレッドの条件を把握した
  • 入金・出金・送金それぞれの手数料を実額でイメージした
  • レバレッジ非対応・現物中心である点を理解した
  • 二段階認証を必ず設定する前提でセキュリティ方針を決めた
  • 目的(コスト重視/独自銘柄)に照らして1社に決めた、または使い分けを決めた

リスクと注意点

暗号資産の取引には、取引所選び以前に共通するリスクがあります。順番に確認してください。

  1. 価格変動リスク:暗号資産は値動きが大きく、短期間で資産価値が大きく上下します。生活資金ではなく余剰資金で行うのが原則です。
  2. スプレッドという見えないコスト:販売所形式では売値と買値の差が実質コストになります。「手数料無料」でもスプレッドは残る点に注意しましょう。
  3. サービス変更・終了のリスク:Zaifの信用取引廃止のように、提供サービスは変わります。特定機能を目的に選ぶ場合は最新の提供状況を確認してください。
  4. セキュリティリスク:取引所への不正アクセスや個人のアカウント乗っ取りは常に想定すべきリスクです。二段階認証と自己管理の併用を検討しましょう。
  5. 流動性・取扱変更リスク:独自銘柄は流動性が低い場合があり、取扱終了や売買しづらさが起きることもあります。
  6. 税務リスク:暗号資産の利益は課税対象で、取引が増えるほど計算は煩雑になります。取引履歴を残し、必要に応じて税理士など専門家に相談してください。
  7. 情報の陳腐化リスク:手数料やキャンペーン、取扱銘柄は変動します。本記事の数値は2026年7月時点のもので、実行前に必ず公式で最新を確認してください。

これらのリスクは、どの取引所を選んでも共通します。取引所の優劣以前に、無理のない金額で始めることが最大のリスク管理です。

まとめ

BITPOINTとZaifは、同じ国内の現物中心取引所でありながら、性格が大きく異なります。BITPOINTは入出金・送金・取引所手数料が原則無料で、スプレッドまで無料にしたゼロつみたてを持つ「コスト最重視」の設計。淡々と現物を買い、積立を続けたい人に向きます。Zaifは、MONAやXEM、フィスココインなど他社では手に入りにくい独自銘柄を扱う老舗で、「銘柄の個性」で選ぶ人に向きます。日本発の銘柄や独自路線のトークンを国内でまとめて買える点は、他社にはないZaif固有の価値です。ただし積立や出金には手数料がかかり、信用取引は2026年8月に廃止される点は理解しておきましょう。コストと積立ならBITPOINT、独自銘柄ならZaif、そして目的が分かれるなら両方を役割分担で持つ。この整理を出発点に、自分の目的に合った1社を選んでください。大切なのは、比較スペックの優劣そのものより、「自分の使い方に照らしてどちらの強みが効くか」という視点です。まずは口座を無料で作り、少額で操作を試してから本格的に使い始めれば、机上の比較では見えなかった相性も分かります。なお本記事の数値は2026年7月時点のもので、手数料・取扱銘柄・積立条件・キャンペーンは変動します。口座開設や取引の前に、必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。

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