Zaifの評判の結論:向いている人・向かない人

Zaif(ザイフ)は、Zaifトークンなど他社にないトークンや、MONA・XYM・XEMを板で売買したい人と、コイン積立を続けたい人に向く国内取引所です。最初の1社やレバレッジ目的の人には向きません。

2026年10月時点で、信用取引は8月5日に廃止され、レバレッジ取引はできません。運営は株式会社Zaif(近畿財務局長 第00001号)で、2025年2月からネクスグループの子会社です。

口座開設時の本人確認は2026年10月13日からマイナンバーカードのICチップ読み取りに一本化され、運転免許証での受付は終了しています。

Zaifの公式サイトで手数料・取扱銘柄を確認する

向いている人 向かない人
Zaif独自のトークンやMONA・XYM・XEMを売買したい 初めての1社で、アプリの分かりやすさを最優先したい
BTC・ETHを板で買い、Maker 0%を使いたい レバレッジ(証拠金取引)を使いたい
月1,000円からのコイン積立を続けたい 日本円の出金・暗号資産の送付を安く済ませたい
ETHを置いたままステーキング報酬を受け取りたい 銘柄数の多さで1社にまとめたい

国内の主要な取引所を同じ物差しで比べた表は仮想通貨取引所のおすすめ比較にまとめています。

Zaifの基本情報(2026年10月確認)

Zaifは2014年に始まった国内最古参の取引所の1つです。運営会社と親会社は何度か変わっているので、今の体制を先に整理します。

項目 内容
運営会社 株式会社Zaif(暗号資産交換業者 近畿財務局長 第00001号)
親会社 株式会社ネクスグループ(2025年2月3日から)
取引の形 かんたん売買(販売所)・Orderbook trading(板)・コイン積立
板の日本円ペア 24(公開APIの通貨ペア一覧から当サイトが数えた数・2026年10月21日)
取引所の手数料 BTC・ETH は Maker 0%/Taker 0.1%、その他は Maker 0%/Taker 0.3%
レバレッジ なし(信用取引は2026年8月5日に廃止)
ステーキング ETH(通常の年率は約1.8%・変動)
日本円の出金 3万円未満 385円、3万円以上 770円
口座開設の本人確認 マイナンバーカードのICチップ読み取りに一本化(2026年10月13日から)

運営の変遷と親会社の異動は、Zaifの親会社変更のお知らせに書かれています。お知らせでは「顧客情報・資産の流出が当社最大のリスク」とし、トラベルルールの遵守とKYCの強化を方針に挙げています。

登録番号は金融庁の登録業者一覧で確認できます。国内の登録業者の見分け方は金融庁に登録された国内取引所の一覧で解説しています。

信用取引は2026年8月5日に廃止

Zaifの信用取引(BTC・XEM・MONA)は長く停止していました。Zaifは信用取引サービスの提供廃止のお知らせで、再開と安定運用が難しいとして2026年8月5日に正式に廃止しました。

比較サイトの中には、今も「信用取引に対応」「最大2倍のレバレッジ」と書いているものがあります。Zaifでレバレッジ取引はできないので、古い情報で選ばないよう注意してください。

口座開設の本人確認がマイナンバーカードに一本化

Zaifは本人確認方法の変更に関するお知らせで、2026年10月13日から口座開設時の運転免許証による受付を終了したと案内しています。新規の口座開設は、マイナンバーカードのICチップをスマホで読み取るJPKI方式に一本化されました。

すでに本人確認が完了している既存ユーザーの取引には影響しません。マイナンバーカードを持っていない人は、新規口座を開く前に自治体での発行手続きが必要です。

Zaifの手数料と板の実効コスト(実測)

Zaifの板の手数料は、BTC・ETHが Maker 0%/Taker 0.1%、それ以外の銘柄は Maker 0%/Taker 0.3%です。かんたん売買(販売所)は手数料無料ですが、価格に実質0.1〜8.0%のコストが含まれていると公式に書かれています。

手数料の種類 Zaif(2026年10月21日に公式で確認)
板(BTC・ETH) Maker 0%/Taker 0.1%
板(MONA・XYM・XEMなど) Maker 0%/Taker 0.3%
かんたん売買 無料(価格に実質0.1〜8.0%を含む)
日本円の入金(銀行振込) 振込手数料のみ
日本円の入金(コンビニ・ペイジー) 3万円未満495円・3万円以上605円
日本円の入金(クレジットカード/Zaifカード) 入金額の3.5%(5万円以上は印紙税200円が別途必要)
日本円の出金 3万円未満 385円、3万円以上 770円
暗号資産の送付 BTC 0.0001〜0.01 BTC、ETH 0.01〜0.05 ETH、MONA 0.001〜0.1 MONA、XEM・XYM 2〜20

数字の出典はZaifの手数料ページです。送付手数料は幅で示されており、送る量やネットワークの状況で変わります。クレジットカード入金は手数料が高いため、急ぎでなければ銀行振込を使う方が安く済みます。

10万円分を板で買う総コストの実測

当サイトは2026年10月21日(水)06:17〜06:43に、Zaifの公開APIから板の情報を6回取得しました。10万円分を成行で買ったときに、板の中値からどれだけ高く約定するかを計算し、Takerの手数料を足しています。

銘柄 板の実効コスト Taker手数料 総コスト(10万円あたり) 最良気配の差(平均)
BTC 約78円 100円 約178円 0.13%
ETH 約209円 100円 約309円 0.24%
MONA 約6,680円 300円 約6,980円 1.84%
XYM 約574円 300円 約874円 0.25%
XEM 約8,632円 300円 約8,932円 3.05%

同じ方法で当サイトが2026年9月27日〜10月17日に測った他社のBTCの総コストは、Coincheck 約7円・GMOコイン 約54円・bitbank 約104円・bitFlyer 約168円です。ZaifのBTCはbitFlyerと同じくらいで、Coincheck・GMOコイン・bitbankより高い結果でした。

ZaifのBTCは最良気配の差が0.1〜0.2%の間で動き、差が開いた時間帯に成行で買うとコストが増えます。BTCでも、急がないなら指値で注文する方が安く済みます。

MONA・XYM・XEMは板が薄く、買値と売値の差だけで数%あるときがあります。中でもMONA・XEMは10月5日の前回計測より差が広がっており、少額でも成行で買うと数千円単位のコストになるため、指値(Maker 0%)で待つのが基本です。

実測は水曜早朝の6回分で、時間帯や相場によって変わります。他社の数字は仮想通貨の手数料比較の実測(各社の公開APIから定期的に取得した板の平均)と同じ方法です。

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MONA・XYM・XEMは他社の板でも買える

2026年10月21日に各社の公開APIで確かめると、MONAとXYMはbitbankの板、MONAとXEMはCoincheckの板でも売買できました。bitbankの手数料はMaker -0.02%/Taker 0.12%で、Takerで買うならZaifの0.3%より安くなります。

Coincheckは、BTC以外の板に段階制の手数料(一般はMaker 0.10%/Taker 0.12%)を導入する予定でしたが、10月16日に導入延期を発表しており新しい日時は未定です。それでも、再開した場合のTakerの率はZaifの0.3%より低い水準です。

一方、ZAIF(ザイフトークン)・FSCC・CICC・NCXCといったZaif独自のトークンは、bitbank・Coincheck・GMOコインの公開APIには日本円ペアがありませんでした。これらを売買したい人にとって、Zaifは代わりの利きにくい取引所です。

Zaifの良い評判・悪い評判

口コミサイトや比較記事でよく挙がる評価を、2026年10月時点の事実と照らして整理しました。古い情報のまま書かれているものは、今の状態を併記しています。

良い評判

  • 他社にない銘柄が買える:Zaifトークンなどの独自トークンや、MONA・XYM・XEMを板で売買できる
  • 板の手数料が安い:Makerは全ペア0%、BTC・ETHはTakerも0.1%
  • コイン積立が月1,000円から:銀行引き落としやクレジットカードで、毎月自動で買える
  • ETHを置くだけで報酬:ETHステーキングは通常年率約1.8%(変動)

悪い評判

  • アプリや画面が使いにくい:Zaifは2026年7月に、アプリの「Orderbook trading」画面を第2弾としてリニューアルしています(アプリのリニューアルのお知らせ)
  • 出金・送付の手数料が高い:日本円の出金は最大770円で、無料の会社(GMOコイン・SBI VCトレードなど)より高い
  • レバレッジが使えない:信用取引は2026年8月5日に廃止
  • 過去の流出事件が不安:2018年9月に約70億円相当が流出(下の節で解説)
  • 問い合わせの返信が遅い:比較記事やレビューで繰り返し挙がる不満

「信用取引で最大7.77倍」「運営はカイカエクスチェンジ」など、上位の比較記事の一部には古い記述が残っています。運営会社名は2023年11月に株式会社Zaifへ戻り、信用取引はすでに廃止されています。

2018年の流出事件と、その後の運営の変遷

2018年9月、当時Zaifを運営していたテックビューロのホットウォレットから、BTC・MONA・BCH約70億円相当が不正に流出しました。この事件を機に、Zaifの事業はフィスコ仮想通貨取引所へ移されています。

時期 出来事
2014年 前身の取引所が開業、2015年に「Zaif Exchange」へ
2018年9月 約70億円相当の暗号資産が流出
2018年11月〜 フィスコ仮想通貨取引所が事業を譲り受け、2020年に社名を株式会社Zaifへ
2021年 CAICAの子会社となり、株式会社カイカエクスチェンジへ社名変更
2023年11月 クシムの子会社となり、社名を株式会社Zaifに戻す
2025年2月3日 ネクスグループの子会社に
2026年8月5日 信用取引を廃止
2026年10月13日 口座開設の本人確認をマイナンバーカードに一本化

親会社がたびたび変わってきた点は、ほかの大手取引所にはない特徴です。経営の安定性を重視する人は、親会社の開示も含めて確認しておくと判断しやすくなります。

国内の登録業者は、資金決済法で利用者の資産と自社の資産を分けて管理すること、日本円を信託で保全することが義務づけられています。これはZaifも同じです。

Zaifは2026年10月14日に、フィッシングや不正アクセスの手口が巧妙になっているとして利用者向けの注意喚起を出しています。2段階認証を設定していても、登録メールの乗っ取りや端末の遠隔操作で被害に遭うおそれがあると説明し、ログイン通知やトレード通知をONにして定期的に履歴を確認するよう求めています。

Zaifのコイン積立とETHステーキング

コイン積立は、毎月決まった金額で暗号資産を自動で買うサービスです。Zaifでは月1,000円から設定でき、銀行振込・口座振替・Zaifカードで支払えます。

積立の手数料は金額で変わり、1,000〜2,000円は一律100円、3,000〜9,000円は3.5%、1万〜2.9万円は2.5%、3万〜4.9万円は2%、5万円以上は1.5%です。少額ほど割高になるので、自分の金額での手数料率を先に確かめてください。

ETHは保有しているだけでステーキング報酬の対象になり、通常の年率は約1.8%です(ETHの還元プログラムのお知らせ)。報酬は保証されず、ネットワークの状況で変わります。

Zaifは2026年9月15日から、ETHの積立を月5,000円以上で始めるか増額した人に、最大2,000円相当のETHを還元するキャンペーンを行っています(ETH積立キャンペーンのお知らせ)。6か月の継続が条件で、申込の受付期間や還元時期は公式ページで確認してください。

Zaifの口座開設の手順

Zaifの口座開設は、メール登録・基本情報の入力・本人確認の3ステップです。2026年10月13日からは、本人確認がマイナンバーカードのICチップ読み取りに一本化されています。

  1. 公式サイトでメールアドレスを登録し、届いたメールからパスワードを設定する
  2. 氏名・住所・職業・金融資産の状況などの基本情報を入力する
  3. マイナンバーカードのICチップをスマホで読み取り、本人確認を済ませる(運転免許証での受付は終了)
  4. 審査が終わったら、二段階認証を設定してから入金する

マイナンバーカードを持っていない人は、口座開設の前に自治体の窓口で発行手続きを済ませておく必要があります。Zaifは2026年8月にも、金融資産の状況が未入力の利用者へ入力を求めるお知らせを出しています。登録時に入力しておけば、あとから求められることはありません。

他社と比べてZaifを選ぶ理由はあるか

BTCやETHを買うだけなら、Zaifを選ぶ理由は大きくありません。BTCの板の総コストはbitFlyerと同程度で、Coincheck・GMOコイン・bitbankより高く、日本円の出金や送付も有料です。

比べる点 Zaif 代わりの候補
BTCを板で安く買う 総コスト約178円 Coincheck 約7円・GMOコイン 約54円
MONA・XYMを買う Taker 0.3% bitbank(Taker 0.12%)
MONA・XEMを買う Taker 0.3% Coincheck(改定後は一般で Taker 0.12%・導入延期中)
Zaif独自のトークン bitbank・Coincheck・GMOコインには日本円ペアなし ―
日本円の出金 385円/770円 GMOコイン・SBI VCトレードは無料
レバレッジ なし GMOコイン・bitFlyer・SBI VCトレード(最大2倍)
ETHのステーキング 年率約1.8% SBI VCトレードなど

Zaifは独自トークンを扱う人の「2つ目の口座」として持つのが現実的です。メインの1社は手数料と使いやすさで選び、Zaifは特定の銘柄用に使い分けると無駄がありません。

国内取引所のレビューは国内取引所の評判・レビュー一覧にまとめています。取引所どうしの比較は、コインチェックとビットフライヤーの比較やBITPOINTとSBI VCトレードの違いでも扱っています。SBI VCトレードの評判はSBI VCトレードの評判にまとめています。

Zaifを使う前の注意点

  1. 成行で買わない:MONA・XYM・XEMなどは板が薄く、成行だと買値と売値の差だけで数%のコストになる
  2. かんたん売買のコストを確認する:手数料無料でも、価格に実質0.1〜8.0%が含まれる
  3. 出金はまとめて行う:日本円の出金は1回385円か770円かかるため、回数を減らす
  4. 取扱いの廃止を確認する:独自トークンは、取扱いが終わると売却期限が設けられることがある。お知らせを定期的に見る
  5. 新しい銘柄の「準備開始」は上場の約束ではない:2026年9月に発表したデータ・エコノミーコイン(DEC)も、取扱い開始は確約されていない
  6. 本人確認の持ち物を確認する:2026年10月13日から新規口座開設はマイナンバーカードのみで、運転免許証では受け付けていない
  7. ログイン通知・2段階認証を見直す:Zaifは2026年10月14日に、登録メールの乗っ取りや端末の遠隔操作を使った不正アクセスへの注意を呼びかけている

送付先の取引所によっては、トラベルルールで直接送れない組み合わせがあります。送る前の確認方法は仮想通貨の入金方法で解説しています。

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