BITPOINTとSBI VCトレード、今から選ぶならどっち?

これから口座を作るなら、選べるのはSBI VCトレードだけです。BITPOINTは2026年7月31日14時で新規の口座開設を終えました。

2社は2026年4月1日に合併して同じ会社(SBI VCトレード株式会社)になり、BITPOINTのサービスは2026年12月末ごろまでにSBI VCトレードのサービス(VCTRADE)へ移る予定です。移ったあと、BITPOINTのサービスは使えなくなります。

  • これから始める人:SBI VCトレード。入出金・送付が無料で、板の手数料はMaker -0.01%・Taker 0.05%
  • BITPOINTで板取引をしている人:BITPOINT PRO(板)は2026年10月30日(金)10時に終了します。未約定の注文は自動で取り消され、VCTRADEには引き継がれません
  • BITPOINTに口座がある人:何もしなくても12月末ごろに資産はVCTRADEへ移る。ただし10月28日に6銘柄が廃止され、積立の設定は引き継がれない
  • BITPOINTにしか無い銘柄を持っている人:OSHI・JMY・DEP・BNB・PEPE・TRUMPは10月28日13時までに売るか出庫する

他の取引所の評判やレビューは国内の仮想通貨取引所のレビューにまとめています。

SBI VCトレードの公式サイトで手数料・取扱銘柄を確認する

BITPOINTとSBI VCトレードの違いを一覧で比較(2026年10月19日時点)

両社の公式ページで2026年10月19日に確認した内容です。BITPOINTは新規の受付を終えているので、既存の利用者が「移ったあと何が変わるか」を見るための表として使ってください。

項目 BITPOINT SBI VCトレード(VCTRADE)
新規の口座開設 2026年7月31日に終了 受付中
今後 2026年12月末ごろにVCTRADEへ移管予定 移管先(続く)
販売所の取引手数料 無料(スプレッドあり) 無料(スプレッドあり)
板の取引手数料 無料(BITPOINT PRO、10月30日10時で終了) Maker -0.01% / Taker 0.05%
板で買える銘柄 10月30日まではBITPOINT PROで提供 8銘柄(BTC・ETH・XRP・LTC・BCH・DOT・LINK・NIDT)
日本円の入金 無料(銀行振込の振込料は自己負担) 無料
日本円の出金 月1回無料、2回目から330円 無料
暗号資産の送付 無料 無料
レバレッジ取引 なし あり(最大2倍・13銘柄)
ステーキング報酬 日本円でも受け取れた 暗号資産かJPYSCで受け取る(日本円は不可)
取扱銘柄 26銘柄(10月28日に6銘柄を廃止) 約35銘柄(10月28日にAPT・ETC・OASを廃止)

手数料はSBI VCトレードの手数料とBITPOINTの手数料、BITPOINTの銘柄は現物取引の取扱銘柄で確認しました。SBI VCトレードの板の銘柄とレバレッジの銘柄は、公式サイトの価格配信に出ている銘柄を当サイトが数えたものです。

2社とも金融庁に登録した暗号資産交換業者(SBI VCトレードは関東財務局長 第00011号)で、BITPOINTの契約は合併でSBI VCトレードに引き継がれています。登録の確かめ方は金融庁に登録された仮想通貨取引所の一覧を見てください。

10万円分を買うと何円かかるか(SBI VCトレードを実測)

SBI VCトレードで10万円分を買うと、販売所では約3,100〜4,200円、板では数百円が上乗せされました。当サイトが10月4日(日)06:06〜07:06に5分おきに13回、公式サイトの価格配信を取得して計算した平均です。

比べる基準は、同じ時刻のbitbankの板の仲値(買値と売値の真ん中)です。販売所は買値と仲値の差、板は最良の売値と仲値の差に手数料(Taker 0.05%)を足して、10万円あたりの金額にしました。

銘柄 販売所で買う 板で買う(Taker 0.05%込み) 販売所の買値と売値の差
ビットコイン(BTC) 約3,065円 約444円 6.3%
イーサリアム(ETH) 約3,406円 約130円 7.1%
リップル(XRP) 約4,215円 約286円 8.7%

販売所は手数料が無料でも、買値が市場の値段より約3〜4%高く設定されています。同じ10万円で買うなら、板を使うだけで数千円の差になります。

一方、SBI VCトレードの板は参加者が少なく、BTCの最良の売値が他社より高めでした。

当サイトの別の実測(2026年9月27日〜10月18日の104回平均・板の実効コストに各社の公式Takerを加算)では、10万円分のBTCを板で買う総コストはCoincheck 約7円、GMOコイン 約54円、bitbank 約104円です。

測ったのは日曜の早朝の1時間で、平日の日中より板が薄く、販売所の価格差も広がりやすい時間帯です。数字は目安として使い、注文の前に画面の価格を確かめてください。

BITPOINTは公開の価格データから売値と買値を同じ時刻でそろえて取れなかったため、実測していません。BITPOINTの口座は12月末ごろにVCTRADEへ移るので、移ったあとのコストは上の表と同じになります。

手数料の違い:差が出るのは「板」と「日本円の出金」

取引の手数料はどちらも販売所が無料です。違いは板の手数料と、日本円の出金回数です。

板の手数料

SBI VCトレードの板は、Makerが-0.01%(注文が約定すると0.01%受け取れる)、Takerが0.05%です。10万円分を成行で買うと手数料は50円になります。

BITPOINT PROの終了(2026年10月30日10時)

BITPOINTの板(BITPOINT PRO)は2026年10月30日(金)10時に終了します。同時刻以降、新規注文・注文の変更・取消・約定はできません。

終了時点で残っている未約定の注文は自動で取り消され、拘束されていた日本円と暗号資産は利用できる残高に戻ります。利用者による取消操作は原則不要ですが、終了前に取引を済ませたい場合は10月30日10時までに行う必要があります。

未約定の注文はVCTRADEへは引き継がれません。VCTRADEで取引する場合は、移管後に改めて注文します。BITPOINT PROの終了は12月末ごろの口座移管より先に来るので、BITPOINTで板取引をしている人はこの日付を先に確認してください。

日本円の出金と送付

日本円の出金は、SBI VCトレードが回数に関係なく無料、BITPOINTは月1回まで無料で2回目から330円です。毎月2回出金すると、BITPOINTでは年3,960円かかります。

売って日本円を銀行へ出すまでの手順と、10万円分のBTCを売って出金する総コストの実測はビットコインの出金方法にまとめています。

暗号資産の送付はどちらも無料です。国内では送付に手数料がかかる取引所が多く、Coincheckは0.0005 BTC〜、bitFlyerは0.0004 BTCかかります。各社の比較は仮想通貨の手数料比較にまとめています。

統合のスケジュールと、BITPOINTの利用者がやること

BITPOINTの利用者は、今すぐ手続きをしなくても口座と資産はVCTRADEへ移ります。ただし期限のある作業がいくつかあります。

日付 できごと
2026年4月1日 SBI VCトレードがビットポイントジャパンを吸収合併
2026年6月30日 2つのサービスの統合を発表
2026年7月31日 14時 BITPOINTの新規口座開設を終了
2026年10月7日 16時 廃止6銘柄の買付・入庫・BITPOINT PROの取引を終了
2026年10月28日 13時 廃止6銘柄の売却・出庫を終了
2026年10月30日 10時 BITPOINT PRO(板)の取引を終了(新規注文・約定不可)
2026年11月10日(予定) 自分で移る「事前移管」の申込受付を開始
2026年12月末ごろ 申込をしていない人の口座と資産を会社が移管(予定)

日程はBITPOINTからの移管の特設サイト、取扱廃止のお知らせ、BITPOINT PROサービス終了のお知らせによります。事前移管の受付開始は当初「9〜10月ごろ」とされていましたが、特設サイトでは2026年11月10日(予定)に変わっています。

移管の前に確認しておくこと

  • 廃止6銘柄(OSHI・JMY・DEP・BNB・PEPE・TRUMP)を持っていないか
  • BITPOINT PROに未約定の注文が残っていないか(10月30日10時に自動で取り消され、VCTRADEには引き継がれない)
  • 積立の設定内容をメモしたか(VCTRADEには引き継がれない)
  • ステーキング報酬を日本円で受け取る設定にしていないか(VCTRADEは暗号資産かJPYSC)
  • 年間の取引報告書と取引履歴をダウンロードしたか(確定申告で使う)
  • 他のウォレットや取引所にBITPOINTの入金アドレスを登録していないか
  • SBI VCトレードを名乗るメールやSMSのリンクからログインしない(フィッシング対策)

VCTRADEの口座をすでに持っている人は、BITPOINTの資産がその口座にまとめられます。持っていない人は新しくVCTRADEの口座が作られ、最初のログインの設定が別に必要です。

10月28日に廃止される銘柄と、期限を過ぎたときの扱い

BITPOINTでは、VCTRADEで扱っていない6銘柄が2026年10月28日13時で廃止されます。対象はOSHI・JMY・DEP・BNB・PEPE・TRUMPです。

買付と入庫(OSHI・JMY)は10月7日16時で終わり、売却と出庫は10月28日13時までできます。期限を過ぎて残った分は、会社が適当と判断する時期と方法で売却し、日本円にして口座に入れる予定です(2026年11月をめど)。

SBI VCトレード側でも、APT・ETC・OASの3銘柄が10月28日13時で廃止されます。買付と積立は10月7日13時まで、APTとOASのステーキングは9月分(10月配布)で終わります。

会社が売却した場合も、自分で売った場合と同じく利益には税金がかかります。強制的な売却を避けたいなら、期限までに自分で売るか、他の取引所やウォレットへ出庫してください。

ステーキング・積立・貸コインは移管でどう変わるか

ステーキング

SBI VCトレードのステーキングは、対象銘柄を口座に置いておくだけで報酬が付く仕組みです。2026年10月4日時点の対象はETH・SOL・TRX・ADA・HBAR・AVAX・SUI・TON・DOT・NEAR・ATOM・FLR・APT・ALGO・XDC・OASの16銘柄で、APTとOASは9月分で終わります。

報酬は実績の75%が利用者に配られ、翌月15日までに付与されます(SBI VCトレードのステーキング)。BITPOINTでは報酬を日本円で受け取れましたが、VCTRADEでは暗号資産か、日本円建てのステーブルコインJPYSCで受け取ります。JPYSCは日本円そのものではありません。

積立

SBI VCトレードの積立は月500円から始められます(サービス概要)。BITPOINTの積立の設定はVCTRADEに引き継がれないので、移管後に自分で設定し直します。

BITPOINT独自の「パックつみたて」「ゼロつみたて」は、VCTRADEでも何らかの形で提供できるよう検討中とされています。

貸コイン(レンディング)

どちらにも、暗号資産を一定期間貸して賃借料を受け取るサービスがあります。SBI VCトレードでは「貸コイン」、BITPOINTでは「貸して増やす」という名前です。

貸している間は売却も送付もできず、その間の資産は分別管理の対象から外れます。移管の時期に貸出期間がかかっていないかも確認してください。

レバレッジ取引ができるのはSBI VCトレードだけ

SBI VCトレードは、口座の中でそのままレバレッジ取引ができます。個人の倍率は最大2倍で、2026年10月4日時点の価格配信ではBTC・ETH・XRPなど13銘柄が対象でした。

ポジションを翌日に持ち越すと、ファンディングレート(建玉にかかるコスト)の受け払いが発生します。BITPOINTにはレバレッジ取引がありません。

レバレッジ取引は、急な値動きで証拠金の大部分を失うことがあります。現物で長く持つ資金とは分けて考えてください。

SBI VCトレードの公式サイトで手数料・取扱銘柄を確認する

SBI VCトレードの口座開設の流れ

口座開設と維持は無料です。スマートフォンで本人確認をすると、早ければ当日中に取引を始められます。

  1. 公式サイトでメールアドレスを登録し、パスワードを決める
  2. 氏名・住所・職業・投資経験などを入力する(住所は本人確認書類と同じ書き方で)
  3. マイナンバーカードなどの本人確認書類と顔写真をスマホで撮って送る
  4. 審査の完了を待ち、二段階認証を設定する
  5. 日本円を入金し、まず少額を板で買って売るまでを試す

ポイントサイトを経由して口座を作ると、SBI VCトレードのキャンペーンとは別にポイントがもらえることがあります。還元の条件と金額はサイトと時期で変わるので、申し込む前にそれぞれの条件を確かめてください。

SBI VCトレードの手数料・ステーキング・評判はSBI VCトレードの評判レビューにまとめています。

他の国内取引所と比べるとどうか

SBI VCトレードは、出金と送付が無料で板の手数料も低い取引所です。他社と比べると、強みと弱みは次のとおりです。

対 GMOコイン

GMOコインも入出金・送付が無料で、BTCの板の手数料はMaker -0.01%・Taker 0.05%と同じです。違いは板で買える銘柄の数で、GMOコインの方が多くのアルトコインを板で売買できます。

対 Coincheck

CoincheckはBTCの板の手数料が無料で、当サイトの実測では10万円分のBTCを約7円で買えました。一方で日本円の出金は407円、送付も有料で、BTC以外の板は有料化が予告されています(10月19日の予定から延期・日時未定)。詳しくはコインチェックとビットフライヤーの比較を見てください。

対 bitFlyer

bitFlyerは販売所で1円相当から買え、板の手数料は直近30日の売買額で0.01〜0.15%です。出金は220〜770円、BTCの送付は0.0004 BTCかかります。

送付や出金を何度もする使い方なら、SBI VCトレードやGMOコインの方が総額は安くなります。

国内の取引所をまとめて比べるなら、仮想通貨取引所の比較が入口です。

GMOコインの公式サイトで手数料・取扱銘柄を確認する

BITPOINTとSBI VCトレードの注意点

  1. BITPOINTは新規で使えない:2026年7月31日で新規受付を終えています。BITPOINTの口座開設を勧める古い記事やキャンペーン情報に注意してください
  2. BITPOINT PROは10月30日10時で終了:板取引をしている人はこの時刻までに未約定の注文を確認してください。終了後は販売所だけが残ります
  3. 廃止銘柄の期限:BITPOINTの6銘柄とSBI VCトレードの3銘柄は、10月28日13時を過ぎると会社が売却します
  4. 販売所のスプレッド:販売所は手数料無料でも、買値と売値の差がコストになります。SBI VCトレードの販売所は板より大きく、急な値動きのときはさらに広がります
  5. 板で買える銘柄が少ない:SBI VCトレードの板は8銘柄で、他の銘柄は販売所で買うことになります
  6. ステーキングの対象は変わる:XTZは2026年6月30日、APTとOASは9月分で終わりました。報酬の利回りも保証されません
  7. 積立の設定は消える:BITPOINTの積立は引き継がれないので、移管後に設定し直します
  8. 税金:移管そのものは売却ではありませんが、廃止銘柄の売却やステーキング報酬は課税の対象になり得ます。取引履歴は移管前に保存し、迷ったら税理士に相談してください