BITPOINTとGMOコインの違いとは、「現物専業で手数料を極限まで削った取引所」と「現物・レバレッジ・積立を1口座に集約した総合型取引所」の違いである。どちらも国内の金融庁登録を受けた暗号資産交換業者で、主要な手数料が無料または低い水準にあるという点では共通している。分かれるのは「取引の幅」と「始めやすさ」だ。
結論を先に言えば、はじめて暗号資産を買う人・500円単位の少額で試したい人・現物しか使う予定がない人はBITPOINT、将来的にレバレッジ取引や板取引(取引所形式)まで使い込みたい人・積立と裁量取引を1つの口座でまとめたい人はGMOコインが向いている。両方に口座を作って使い分けるのも、口座維持費が無料である以上まったく無駄にならない選択肢だ。
この記事では2026年7月時点の公開情報をもとに、手数料・取扱銘柄・取引形式・最低取引金額・積立・アプリの使い勝手という6つの観点から、両社を横並びで検証していく。なお暗号資産の取扱銘柄や手数料は改定されることがあるため、最終的な数値は必ず各社の公式サイトで確認してほしい。
BITPOINTとGMOコインの違いを一覧で比較する
まず全体像を押さえる。両社の基本スペックを並べたのが次の表だ(2026年7月時点)。
| 比較項目 | BITPOINT | GMOコイン |
|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ビットポイントジャパン | GMOコイン株式会社 |
| 販売所の取引手数料 | 無料(スプレッドあり) | 無料(スプレッドあり) |
| 取引所(板)の手数料 | Maker・Takerとも0%が基本 | Maker -0.01%/-0.03%、Taker 0.05%/0.09% |
| 日本円の入金手数料 | 無料 | 即時入金は無料 |
| 日本円の出金手数料 | 無料 | 無料(大口出金は400円) |
| 暗号資産の送付手数料 | 無料 | 無料 |
| レバレッジ取引 | 非対応(現物のみ) | 対応(最大2倍) |
| 最低取引金額の目安 | 500円程度から | 1,000円程度から |
| 積立サービス | あり(月500円から) | あり |
| 主な立ち位置 | 現物専業・少額特化 | 総合型・機能網羅 |
表を眺めると分かる通り、「どちらが安いか」で優劣がつく構図ではない。両社とも入出金・送付が無料で、販売所の取引手数料も無料だ。差が出るのは板取引の手数料体系と、レバレッジ取引の有無、そして最低取引金額である。
ここからは各項目を掘り下げていく。
BITPOINTとは:手数料無料を徹底した現物専業の取引所
BITPOINTとは、株式会社ビットポイントジャパンが運営する暗号資産取引所で、現物取引に特化し、主要な手数料をほぼすべて無料に振り切ったサービスである。
手数料が「わかりやすく無料」であること
BITPOINTの最大の特徴は、手数料体系のシンプルさにある。取引手数料は販売所形式・取引所形式のいずれも基本0%、日本円の入金・出金も無料、暗号資産の送付手数料も無料という設計だ。
これが効いてくるのは、取引回数が多い人と少額を何度も動かす人である。たとえば1回あたり数百円の出金手数料がかかる取引所で月に3回出金すれば、それだけで年間1万円近い固定コストになる。BITPOINTではこの部分が構造的に発生しない。
ただし注意点として、販売所形式には手数料とは別にスプレッド(買値と売値の差)が実質的なコストとして存在する。「取引手数料無料」はスプレッドがゼロという意味ではない。ここは後述するリスクの章で詳しく扱う。
500円から買える少額特化の設計
BITPOINTは500円程度から暗号資産を購入できる。積立も1銘柄あたり月500円から設定可能だ。
この「500円」という刻みは、初心者にとって実務的な意味を持つ。暗号資産は値動きが大きく、最初から数万円を投じると価格変動に耐えられず狼狽して手放してしまうケースが多い。まず500円で買って、値動きを1〜2週間眺めて自分の許容度を測る、という入り方ができるのは実質的な利点だ。
独自上場銘柄を取り扱う
BITPOINTは、他の国内取引所では扱いの少ない銘柄をいち早く上場させる傾向がある。国内で新規に取り扱いが始まる銘柄をBITPOINTが先行して扱った例は複数あり、「国内で買える銘柄の幅」を重視する人にとっては見逃せない特徴だ。
一方で、新規上場直後の銘柄は流動性が低く価格変動も激しい。取り扱いがあることと、それが投資対象として適切であることは別の話である点は強調しておきたい。
レバレッジ取引には対応していない
BITPOINTはかつてレバレッジ取引を提供していたが、2021年12月29日をもって終了しており、現在は現物取引のみである。
これを弱点と見るか長所と見るかは、読者の目的による。レバレッジは損失も同じ倍率で拡大するため、初心者が最初に触れる機能としては危険性が高い。「そもそも選べない」という設計は、資金管理の面ではむしろ安全側に働く。
GMOコインとは:現物・レバレッジ・積立を1口座に集約した総合型
GMOコインとは、GMOインターネットグループのGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所で、販売所・取引所(板取引)・レバレッジ取引・積立・貸暗号資産までを1つの口座で完結できる総合型のサービスである。
販売所と取引所を目的で使い分けられる
GMOコインでは、初心者向けの販売所と、板に注文を出す取引所形式の両方が使える。
取引所形式の手数料は、BTC・ETH・XRP・DAIがMaker -0.01%/Taker 0.05%、その他の銘柄がMaker -0.03%/Taker 0.09%という体系だ(2026年7月時点)。ここでMakerがマイナスになっている点に注目してほしい。指値注文で板に流動性を供給する側になると、手数料を支払うのではなく受け取れるという設計である。約定金額の0.01%相当の日本円を受け取れる計算になる。
つまりGMOコインは、「成行でさっと買う」なら販売所、「指値でコストを抑える、あるいはマイナス手数料を取りにいく」なら取引所形式、という使い分けが1口座の中で完結する。
最大2倍のレバレッジ取引
GMOコインはレバレッジ取引に対応しており、倍率は最大2倍だ。国内の暗号資産レバレッジ取引は法令上2倍が上限であるため、これは国内の上限いっぱいということになる。
レバレッジ取引には別途コストがかかる。建玉ごとに1日あたり0.04%のレバレッジ手数料が発生し、ロスカット時・強制決済時にはそれぞれ建玉の0.5%の手数料がかかる。ポジションを持ち続けるほど日割りのコストが積み上がるため、長期保有目的でレバレッジを使うのは構造的に不利である点は理解しておく必要がある。
入出金・送付コストの低さ
GMOコインも日本円の即時入金は無料、出金も原則無料(大口出金のみ400円)、暗号資産の送付手数料も無料だ。この点はBITPOINTとほぼ横並びで、どちらを選んでもコスト面で大きく損をすることはない。
積立と貸暗号資産
GMOコインは自動積立に対応しており、購入頻度を設定して自動で買い付けを続けられる。加えて、保有している暗号資産を一定期間預けて対価を受け取る貸暗号資産サービスも提供している。
貸暗号資産は預入期間中に自由に動かせなくなること、また貸出先の信用リスクを負うことになるため、余剰資産の範囲で検討するのが基本である。
手数料を実額でシミュレーションして比較する
「どちらも無料」では判断材料にならないので、具体的な取引パターンでコストを比べてみる。以下はあくまで手数料項目のみの比較で、スプレッドは含んでいない点に注意してほしい。
| 利用パターン | BITPOINT | GMOコイン |
|---|---|---|
| 10万円入金→販売所で購入→出金 | 入金0円・取引0円・出金0円 | 入金0円・取引0円・出金0円 |
| 取引所で10万円分を成行購入 | 手数料0円 | BTCなら50円(0.05%) |
| 取引所で10万円分を指値約定(Maker) | 手数料0円 | 10円受け取り(-0.01%) |
| 他社ウォレットへ暗号資産を送付 | 0円 | 0円 |
| レバレッジで10万円の建玉を10日保有 | 利用不可 | 約400円(0.04%×10日) |
この表から読み取れることは3つある。
第一に、販売所で買って持つだけの使い方なら、両社のコスト差はほぼゼロである。この用途で悩む必要はない。
第二に、成行で板取引をするならBITPOINTが有利だ。GMOコインのTaker手数料0.05%は決して高くないが、0%には勝てない。
第三に、指値で板取引をするならGMOコインが有利になる。Makerがマイナス手数料である以上、コストがかからないどころか受け取れる側に回る。取引量が増えるほどこの差は効いてくる。
つまり手数料の比較は「どちらが安いか」ではなく、「あなたがどの注文方法を使うか」で答えが入れ替わる構造になっている。
取扱銘柄とサービスの幅で比較する
取扱銘柄数については、両社とも継続的に新規上場を進めており、2026年7月時点でいずれも20種類以上を取り扱っている。ただし公開情報によって数値に幅があるため、この記事では具体的な数字での優劣づけは避ける。最新の取扱銘柄は必ず各社の公式サイトで確認してほしい。
数の比較よりも実務的に意味があるのは、次の観点だ。
銘柄の「傾向」の違い
BITPOINTは国内で取り扱いの少ない銘柄を先行して上場させる傾向があり、GMOコインは主要銘柄を幅広くカバーしつつ、レバレッジ取引の対象銘柄も国内では多い部類に入る。
「特定のマイナー銘柄を国内で買いたい」という明確な目的があるならBITPOINT、「主要銘柄を一通り押さえたうえで取引方法の選択肢が欲しい」ならGMOコイン、という整理になる。
サービス範囲の違い
| サービス | BITPOINT | GMOコイン |
|---|---|---|
| 販売所 | あり | あり |
| 取引所(板取引) | あり | あり |
| レバレッジ取引 | なし | あり(最大2倍) |
| 積立 | あり | あり |
| 貸暗号資産・レンディング | あり | あり |
機能の網羅性という一点だけを見れば、レバレッジ取引がある分GMOコインが広い。ただし機能が多いことは、初心者にとって必ずしも利点ではない。使わない機能は画面を複雑にするだけだからだ。
対BITPOINT・対GMOコイン:どちらが勝っているかを論点別に判定する
ここまでの内容を、論点ごとに「どちらが優位か」の形で整理する。
対GMOコイン:BITPOINTが優位な点
- 成行での板取引コスト — 取引所形式でもMaker・Takerとも0%が基本のため、成行で頻繁に売買する場合はコストが構造的に低い。
- 最低取引金額 — 500円程度から購入でき、GMOコインの1,000円程度より刻みが細かい。少額で試したい層には実質的な差になる。
- 手数料体系の理解しやすさ — 「ほぼすべて無料」で覚えることが少なく、初心者が想定外のコストを踏みにくい。
- 独自銘柄へのアクセス — 国内で取り扱いの少ない銘柄を先行上場する傾向がある。
対BITPOINT:GMOコインが優位な点
- 指値注文のコスト — Makerがマイナス手数料のため、指値中心の取引ではコストがマイナス、つまり受け取り側になる。
- レバレッジ取引が使える — 最大2倍まで対応。下落局面で売りから入る選択肢も持てる。
- 1口座で完結する機能の広さ — 現物・板・レバレッジ・積立・貸暗号資産を口座を分けずに運用できる。
- 取引ツールの選択肢 — 販売所と取引所を目的に応じて明確に使い分けられる設計になっている。
対「どちらか一方」:両方に口座を作るという選択
見落とされがちだが、両社とも口座開設・口座維持は無料である。したがって「どちらか一方を選ばなければならない」という前提自体を疑ってよい。
現実的な使い分けとしては、少額の積立と現物の長期保有をBITPOINT、板取引や短期の裁量取引をGMOコインに寄せる、といった構成が考えられる。取扱銘柄も完全には一致しないため、2口座持っておくと「買いたい銘柄が口座にない」という事態を避けやすい。
また、暗号資産取引所はシステム障害やメンテナンスで一時的に取引できなくなることがある。資産と取引経路を1社に集中させないことは、リスク管理の観点でも合理性がある。
タイプ別:あなたはどちらを選ぶべきか
読者の状況別に、推奨をまとめる。
BITPOINTが向いている人
- はじめて暗号資産の口座を作る
- まず500円〜数千円の少額で値動きを体験したい
- レバレッジ取引を使う予定がない、あるいは使いたくない
- 手数料の計算で悩みたくない
- 成行注文で板取引をすることが多い
GMOコインが向いている人
- すでに現物取引の経験があり、次の段階に進みたい
- 指値注文を中心に取引する
- レバレッジ取引を選択肢として持っておきたい
- 積立と裁量取引を1つの口座にまとめたい
- 販売所と取引所を目的で使い分けたい
両方に口座を作るべき人
- 取引頻度が月に数回以上ある
- 特定の銘柄を確実に買いたい
- 1社への集中を避けたい
判断に迷ったら、次のチェックリストを使ってほしい。3つ以上当てはまった方が、いまのあなたに合っている可能性が高い。
- 投資に回せる金額は月1万円以下である(→BITPOINT寄り)
- 注文方法は「成行」しか使う予定がない(→BITPOINT寄り)
- レバレッジ取引に興味がある、または将来使いたい(→GMOコイン寄り)
- 指値注文でコストを抑える取引をしたい(→GMOコイン寄り)
- 暗号資産の取引は今回がはじめてだ(→BITPOINT寄り)
- 積立と裁量取引を同じ口座で管理したい(→GMOコイン寄り)
口座開設の手順と必要なもの
両社とも口座開設の流れはほぼ共通で、オンラインで完結する。スマートフォンで本人確認を行えば、最短で即日〜翌営業日に取引を開始できるケースが多い。
事前に用意するもの:
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- マイナンバーが確認できる書類
- 本人名義の銀行口座
- スマートフォン(本人確認と二段階認証に使用)
手順は次の通りだ。
- 公式サイトからメールアドレスを登録する。 届いたメールのリンクからパスワードを設定し、アカウントを作成する。
- 基本情報を入力する。 氏名・住所・生年月日に加え、職業、年収、金融資産、投資経験、取引の目的などを申告する。ここは正確に入力する必要がある。虚偽の申告は口座開設の拒否や、後の出金トラブルの原因になる。
- 本人確認を行う。 スマートフォンで本人確認書類と自分の顔を撮影する方式が主流で、郵送を待たずに完了する。書類の四隅が写っているか、光の反射で文字が読めなくなっていないかを確認すると、差し戻しを減らせる。
- 審査完了の通知を待つ。 各社の審査を経て、口座開設完了の連絡が届く。混雑状況によっては数日かかることもある。
- 二段階認証を必ず設定する。 認証アプリを使った二段階認証を有効にする。これは任意ではなく、資産を守るための必須作業だと考えてほしい。
- 日本円を入金する。 即時入金に対応した銀行を使うと、着金までの待ち時間を短縮できる。
- 少額で1回取引してみる。 いきなり大きな金額を入れず、まず最小単位で買って売るところまで一通り試す。画面の挙動と実際の約定価格を体感しておくと、本番での操作ミスを防げる。
リスクと注意点:口座を作る前に理解しておくこと
手数料の安さだけで取引所を選ぶと、別のところでコストやリスクを負うことになる。以下は両社に共通して押さえるべき点だ。
価格変動リスク。 暗号資産は短期間で価格が大きく変動する。投資した資金が大幅に減る可能性があり、元本は保証されない。生活資金や近く使う予定のある資金を投じるべきではない。
スプレッドは「手数料無料」に含まれない。 販売所形式では、買値と売値の差であるスプレッドが実質的なコストとして発生する。取引手数料が0%でも、買った瞬間に評価額がマイナスから始まるのはこのためだ。コストを厳密に抑えたいなら、販売所ではなく取引所形式(板取引)を使う判断が必要になる。
レバレッジ取引の損失拡大とコスト。 GMOコインのレバレッジ取引は最大2倍だが、利益が2倍になるということは損失も2倍になるということだ。加えて建玉ごとに日0.04%のレバレッジ手数料が積み上がり、ロスカット時には建玉の0.5%の手数料が発生する。相場が急変すれば、想定を超える損失が出る可能性がある。
システム障害・メンテナンスのリスク。 相場が大きく動く局面ほどアクセスが集中し、取引所のシステムに負荷がかかる。「売りたいときに操作できない」事態は現実に起こりうる。取引経路を複数持っておくことが対策になる。
セキュリティとアカウント管理。 二段階認証を設定していないアカウントは、不正アクセスの標的になりやすい。パスワードの使い回しを避け、認証アプリによる二段階認証を必ず有効にすること。取引所を装うフィッシングメールにも注意が必要だ。
送付先アドレスの誤りは取り返しがつかない。 暗号資産の送付は、宛先を間違えても取り消せない。ネットワークの選択を誤った場合も同様に資産を失う可能性がある。送付前には必ずアドレスとネットワークを二重に確認し、初回は少額でテスト送付をするのが安全だ。
税務上の取り扱い。 暗号資産の売却益は、原則として雑所得として課税対象になる。暗号資産同士の交換や、暗号資産での決済も課税イベントになりうる。取引履歴は都度ダウンロードして保管しておくと、確定申告時に困らない。具体的な税額計算や申告方法については、必ず税理士などの専門家に相談してほしい。
サービス内容は変更されうる。 取扱銘柄、手数料、キャンペーン条件は各社の判断で改定される。この記事の内容は2026年7月時点の公開情報に基づくものであり、実際に取引を始める際は公式サイトの最新情報を確認する必要がある。
貸暗号資産・レンディングの拘束と信用リスク。 預入期間中は資産を自由に動かせず、相場が急落しても売却できない可能性がある。また預け先の信用リスクも負うことになる。
なお、この記事は特定の銘柄や取引の推奨を目的としたものではない。投資判断はあくまで自身の責任で行ってほしい。
まとめ
BITPOINTとGMOコインは、どちらも主要な手数料が無料水準にある国内の暗号資産取引所であり、「安さ」だけでは差がつきにくい。判断を分けるのは、あなたがどんな取引をするかである。
改めて要点を整理する。
- 少額から現物だけを扱うならBITPOINT。 500円程度から購入でき、成行の板取引でも手数料が0%基本。手数料体系がシンプルで、初心者が想定外のコストを踏みにくい。
- 取引の幅を求めるならGMOコイン。 指値注文ならMakerがマイナス手数料になり、最大2倍のレバレッジ取引にも対応。現物・板・積立・貸暗号資産を1口座で完結できる。
- 迷うなら両方作る。 口座開設・維持はいずれも無料で、取扱銘柄も完全には重ならない。資産と取引経路を分散させることは、システム障害への備えにもなる。
最後にもう一度強調しておきたい。暗号資産は価格変動が大きく、元本が保証された商品ではない。どの取引所を選んだとしても、このリスクは変わらない。まずは失っても生活に影響しない金額で口座と取引の流れに慣れ、そのうえで自分に合った使い方を組み立てていくことをおすすめする。手数料や取扱銘柄は改定されるため、実際の申し込み前には各社の公式サイトで最新の条件を確認してほしい。
よくある質問(FAQ)
Q. BITPOINTとGMOコインはどちらが初心者向けですか?
A. はじめて暗号資産に触れる方にはBITPOINTが扱いやすい傾向があります。500円程度の少額から購入でき、取引手数料・入出金手数料・送付手数料がいずれも無料水準で、覚えるべきコスト項目が少ないためです。レバレッジ取引がないぶん、意図せず大きなリスクを取ってしまう可能性も低くなります。
Q. BITPOINTでレバレッジ取引はできますか?
A. できません。BITPOINTは2021年12月29日にレバレッジ取引の提供を終了しており、2026年7月時点では現物取引のみの取り扱いです。レバレッジ取引を利用したい場合は、最大2倍に対応しているGMOコインを検討することになります。
Q. GMOコインの「マイナス手数料」とはどういう意味ですか?
A. 取引所(板取引)で指値注文を出し、Maker、つまり板に流動性を供給する側として約定した場合に、手数料を支払うのではなく受け取れる仕組みのことです。2026年7月時点ではBTC・ETH・XRP・DAIで-0.01%、その他の銘柄で-0.03%が適用され、約定金額に応じた日本円を受け取れます。
Q. 取引手数料が無料なら、コストはまったくかからないのですか?
A. かかります。販売所形式には買値と売値の差であるスプレッドが実質的なコストとして存在し、これは取引手数料とは別物です。手数料0%でも購入直後は評価額がマイナスから始まります。コストを抑えたい場合は、販売所ではなく取引所形式(板取引)の利用を検討してください。
Q. 両方の口座を開設しても問題ありませんか?
A. 問題ありません。両社とも口座開設費・口座維持費は無料で、複数の取引所に口座を持つこと自体に制限はありません。取扱銘柄が完全には一致しないことや、システム障害時のリスク分散を考えると、むしろ複数口座を持つ合理性はあります。
Q. 口座開設にはどのくらい時間がかかりますか?
A. スマートフォンでの本人確認を利用すれば、最短で即日から翌営業日に取引を開始できるケースが多いです。ただし申込の混雑状況や、本人確認書類の不備による差し戻しがあると数日かかることもあります。書類の四隅が写っているか、文字が反射で読めなくなっていないかを事前に確認すると、差し戻しを減らせます。
Q. どちらの取引所も日本円の出金手数料は無料ですか?
A. 2026年7月時点で、BITPOINTは日本円の出金手数料が無料、GMOコインも原則無料で、大口出金の場合のみ400円がかかります。ただし手数料条件は改定される可能性があるため、実際の出金前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
Q. 暗号資産の利益に税金はかかりますか?
A. かかります。暗号資産の売却によって得た利益は、原則として雑所得に区分され課税対象になります。暗号資産同士の交換や、暗号資産を使った決済も課税のきっかけになりうる点に注意が必要です。取引履歴は定期的にダウンロードして保管しておくとよいでしょう。具体的な計算方法や申告手続きについては、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
Q. 途中で取引所を乗り換えることはできますか?
A. できます。保有している暗号資産を別の取引所のアドレスへ送付するか、いったん日本円に換えて出金し、別口座へ入金する方法があります。ただし暗号資産を売却して日本円に換える場合は課税イベントになる可能性があります。また送付時はアドレスとネットワークの選択を誤ると資産を失う可能性があるため、初回は必ず少額でテスト送付を行ってください。
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