コインチェックとビットフライヤーはどっちがいい?結論は「BTCを買うならCoincheck、1円から試すならbitFlyer」

コインチェック(Coincheck)とビットフライヤー(bitFlyer)は、どちらも金融庁に登録した国内の暗号資産交換業者です。ビットコインを板(取引所)で買うなら、取引手数料が無料のCoincheckが安く済みます。

一方で、販売所で1円から少しずつ試したい人や、日本円の出金・ビットコインの送付が多い人はbitFlyerが向いています。2026年10月時点の違いを、公式の手数料表と当サイトの板の実測で比べました。

  • ビットコインを板で買う:Coincheck(10万円分で約8円。bitFlyerは約170円)
  • イーサリアム・XRPを板で買う:今はCoincheck。延期中の手数料改定が入るとほぼ同じ
  • 少額で試す・出金や送付が多い:bitFlyer(販売所は1円から、XRPの送付は無料)
  • レバレッジ:どちらも最大2倍(Coincheckは2026年9月24日に再開)

ほかの国内取引所も含めて選びたい人は、仮想通貨取引所のおすすめ比較から確認してください。

Coincheckの公式サイトで手数料・取扱銘柄を確認する

CoincheckとbitFlyerの違いを一覧表で比較

両社の大きな違いは、板の取引手数料、最低購入額、出金・送付の手数料の3つです。下の表は、各社の公式ページで2026年10月3日に確認した内容です。

項目 Coincheck bitFlyer
金融庁の登録番号 関東財務局長 第00014号 関東財務局長 第00003号
取扱銘柄数(金融庁の一覧に記載の数) 37 40
板で買える日本円ペア 26銘柄 5銘柄(BTC・ETH・XRP・XLM・MONA)
板の取引手数料(BTC) 無料(Maker・Takerとも0%) 0.01〜0.15%(直近30日の売買額10万円未満は0.15%)
板の取引手数料(BTC以外) 無料(改定後は一般0.10%/0.12%・日時未定) 0.01〜0.15%
販売所の最低購入額 500円 1円相当(0.00000001 BTC)
日本円の入金 銀行振込 無料/クイック入金 770円〜 銀行振込 無料/クイック入金 無料(ドコモSMTBネット銀行)・330円
日本円の出金 407円 220〜770円
BTCの送付 0.0005 BTC〜(混雑で変動) 0.0004 BTC
XRPの送付 公式の手数料ページで確認 無料
レバレッジ 最大2倍(BTC・ETH・XRP、iOSアプリのみ) 最大2倍(BTC)

根拠はCoincheckの手数料一覧、Coincheckの取引所手数料、bitFlyerの手数料一覧です。取扱銘柄数は、金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(2026年9月1日現在)に記載された銘柄を当サイトが数えたものです。

bitFlyerの公式の売買単位の表には44銘柄が並んでいます。ジパングコインなど、金融庁の一覧とは数え方が違う銘柄があるためです。

10万円分を板で買う総コストの実測:BTCはCoincheckが約20分の1

板で買うときのコストは、「取引手数料」と「板の実効コスト」の合計です。板の実効コストとは、売り板を安い順に買い上がったときの平均約定価格と、板の仲値との差のことです。

当サイトは両社の公式の板APIを数時間おきに取得し、10万円分を成行で買ったと仮定して計算しています。下の表は、2026年9月27日〜10月2日の28回の平均に、公式の手数料を足した値です。

銘柄 Coincheck(現在) Coincheck(改定後) bitFlyer
BTC 約8円(手数料0円+板 約8円) 約8円(BTCは無料のまま) 約170円(手数料150円+板 約20円)
ETH 約60円(手数料0円+板 約60円) 約180円(手数料120円+板 約60円) 約190円(手数料150円+板 約40円)
XRP 約96円(手数料0円+板 約96円) 約216円(手数料120円+板 約96円) 約209円(手数料150円+板 約59円)

bitFlyerの手数料は、直近30日の売買額が10万円未満の0.15%で計算しました。売買額が増えると料率は下がり、200万円以上で0.10%、5億円以上で0.01%になります。

板の厚さだけを比べると、ETHとXRPはbitFlyerの方が小さく済んでいます。Coincheckが安いのは、いまは取引手数料が無料だからです。

手数料を全社で比べたい人は、仮想通貨の手数料比較に国内6社の実測をまとめています。

CoincheckのBTC以外の板の有料化は延期(日時未定)

Coincheckは、2026年10月19日14時から板の取引に段階制の手数料を入れると告知していましたが、10月16日に導入の延期を発表しました。新しい日時は未定で、それまでは今の手数料(主要銘柄は無料)のままです。対象はBTC/JPYを除く全銘柄で、BTC/JPYは改定後も無料の予定です。

手数料はレベルで決まり、直近30日の売買額か預かり資産のうち有利な方で判定されます。一般ユーザー(売買額100万円未満かつ預かり資産200万円未満)はMaker 0.10%、Taker 0.12%です。

レベル 直近30日の売買額 預かり資産 Maker Taker
一般ユーザー 100万円未満 200万円未満 0.10% 0.12%
VIP1 100万〜500万円未満 200万〜500万円未満 0.08% 0.10%
VIP2 500万〜2,500万円未満 500万〜1,000万円未満 0.05% 0.08%
VIP3 2,500万〜5,000万円未満 1,000万〜2,000万円未満 0.04% 0.06%

VIP4〜VIP9はさらに低く、最上位のVIP9はMaker 0%、Taker 0.0025%です。導入されると、ETHやXRPを板で買うコストはbitFlyerとほぼ同じ水準になります。

いまCoincheckでETH・XRPの板を使っている人は、改定が入るとコストが変わる点を覚えておいてください。BTCだけを買う人には影響がありません。

販売所と板(取引所)の違い:どちらの会社でも板を使う方が安い

販売所は会社を相手に売買する方式で、手数料は無料でも、買値と売値の差(スプレッド)を負担します。板は利用者どうしで売買する方式で、手数料と板の実効コストだけで済みます。

Coincheckは販売所の手数料相当額を0.1〜5.0%(一部の銘柄は1.7〜7.0%)としています(Coincheckの手数料一覧)。bitFlyerも販売所の手数料は無料で、スプレッドを負担する仕組みです。

同じ10万円でも、販売所では板より数百円〜数千円多くかかることがあります。慣れてきたら、BTC・ETH・XRPは板で買うのが基本です。

ただし板で買える銘柄は限られます。bitFlyerの板(bitFlyer Lightning)の日本円ペアはBTC・ETH・XRP・XLM・MONAの5つだけで、ほかの銘柄は販売所で買うことになります。

少額で始めるならbitFlyer:販売所は1円から買える

最低購入額は、bitFlyerの販売所が0.00000001 BTC(1円相当)から、Coincheckの販売所が500円からです。数百円だけ試したい人はbitFlyerが向いています。

板の最小注文には差があります。bitFlyerの板(Lightning)とかんたん取引所のBTCは最小0.001 BTCで、2026年10月2日の価格(1BTC=約1,336万円)だと約1万3,000円からです(bitFlyerの最小発注数量)。

つまりbitFlyerでは、1万円未満は販売所、それ以上は板と使い分けることになります。ETHの板は0.01 ETH(約4,200円)、XRPの板は0.1 XRPからです。

入金・出金・送付の手数料:出し入れが多い人はbitFlyer

売買の手数料より大きくなりやすいのが、日本円の出し入れと暗号資産の送付です。回数が多い人ほど、この差が効いてきます。

項目 Coincheck bitFlyer
銀行振込での入金 無料(振込手数料は自分の負担) 無料(振込手数料は自分の負担)
クイック入金 3万円未満770円・3万円以上50万円未満1,018円 ドコモSMTBネット銀行から無料・それ以外330円
コンビニ入金 770円・1,018円 330円
日本円の出金 407円 三井住友銀行あて220円(3万円以上440円)・それ以外550円(3万円以上770円)
BTCの送付 0.0005 BTC〜(約6,700円〜) 0.0004 BTC(約5,300円)
ETHの送付 0.005 ETH〜(約2,100円〜) 0.005 ETH(約2,100円)

円換算は1BTC=約1,336万円、1ETH=約42万円(2026年10月2日)で計算しました。Coincheckの送付手数料はネットワークの混雑に応じて0.0005〜0.016 BTCの6段階で変わります(Coincheckの手数料一覧)。

Coincheckのクイック入金は10万円で1,018円かかるので、銀行振込で入れるのがおすすめです。入金のやり方はビットコインの入金方法で手順ごとに説明しています。

なお、Coincheckのユーザーどうしの送金は無料です。ほかの取引所やウォレットへよく送る人は、送付が無料の取引所を別に持つ方が安く済みます。

レバレッジ取引:どちらも最大2倍になった

Coincheckは2026年9月24日にレバレッジ取引「Coincheckレバレッジ」を始めました。2020年3月の終了から約6年半ぶりで、上位の比較記事の多くに残る「Coincheckはレバレッジ非対応」は、いまは当てはまりません。

項目 Coincheckレバレッジ bitFlyer Crypto CFD
最大倍率(個人) 2倍 2倍
銘柄 BTC/JPY・ETH/JPY・XRP/JPY BTC/JPY
取引手数料 無料 無料
日をまたぐ手数料 建玉の時価×0.04%/日 建玉金額×0.04%/日
使える端末 iOSアプリのみ(Android・Webは2026年内予定) アプリ・Web

根拠はCoincheckのレバレッジ手数料とbitFlyerのCrypto CFDの手数料です。bitFlyerはこのほか、価格の乖離に応じて8時間ごとにファンディングレートの受け払いがあります。

ETHやXRPでもレバレッジを使いたいならCoincheck、Androidやパソコンで使いたいなら今のところbitFlyerです。レバレッジは損失が元手を超えることもあるので、少額から試してください。

アプリ・サービスの違い:Coincheckは周辺サービス、bitFlyerは生活連携

Coincheckは、取引所以外のサービスが多いのが特徴です。NFTの売買(Coincheck NFT)、IEO、つみたて、貸暗号資産、ETHのステーキング、電気・ガス料金の支払いでBTCがもらえるサービスがあります。

bitFlyerは、日常の支払いでBTCがたまるサービスが中心です。利用額に応じてBTCが還元されるクレジットカード、ポイントからBTCへの交換、かんたん積立があります。

アプリは、Coincheckが販売所・板・レバレッジを1つのアプリで切り替える作りです。bitFlyerはアプリで販売所と板の両方を使え、パソコンでは板の専用画面(bitFlyer Lightning)で細かい注文ができます。

安全性:2社とも金融庁登録、過去の事件と対策も確認

両社とも、金融庁に登録した暗号資産交換業者です。顧客の資産を会社の資産と分けて管理し、暗号資産の大部分をネットから切り離したウォレットで保管することが法律で求められています。

Coincheckは2018年1月に約580億円相当のNEMの流出事件を起こし、約26万人に日本円で返金しました。その後マネックスグループの傘下に入り、管理体制を作り直しています。

bitFlyerは2014年に創業した国内でも古い取引所です。どちらを使う場合も、2段階認証の設定と、出金先口座の登録は必ず済ませてください。

登録業者の確かめ方は金融庁に登録された仮想通貨取引所の一覧にまとめています。

目的別のおすすめ:あなたはどちらを選ぶべきか

ここまでの比較を、使い方ごとにまとめました。どちらか1社に決めるなら、主に何を買うかで選ぶのが早道です。

使い方 おすすめ 理由
ビットコインを板で買う Coincheck 板の手数料が無料で、10万円分の総コストが約8円
数百円から試したい bitFlyer 販売所は1円相当から買える
ETH・XRPを板で買う(Coincheckの改定後) どちらでも 総コストは約180〜216円でほぼ同じ
アルトコインを板で買いたい Coincheck 板で買える日本円ペアが26銘柄(bitFlyerは5)
日本円の出金やBTCの送付が多い bitFlyer 出金220円〜・送付0.0004 BTC・XRPの送付は無料
NFT・IEOも使いたい Coincheck 取引所が運営するNFTマーケットとIEOがある
クレジットカードでBTCをためたい bitFlyer 利用額に応じてBTCが還元されるカードがある

ETHの買い方を詳しく知りたい人は、イーサリアムの買い方で国内4社の実測を比べています。

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両方の口座を持つ使い分け方

口座開設はどちらも無料なので、両方持って用途で分ける人も多くいます。片方がメンテナンスや障害で止まっても、もう片方で売買できるのも利点です。

  1. Coincheck:BTCを板で買う・つみたて・NFT
  2. bitFlyer:少額の販売所・日本円の出金・XRPの送付
  3. 2社の間で暗号資産を送るときは、送付画面で相手の取引所を選べるかを先に確かめる

国内の取引所どうしでも、送付時の通知の仕組み(トラベルルール)の違いで送れない組み合わせがあります。送る前に、両社の送付画面と案内を確認してください。

口座開設は、どちらもメールアドレスの登録、本人情報の入力、スマホでの本人確認の3ステップで、最短で当日に取引できます。

注意点:手数料の改定と税金

手数料は改定されることがあります。この記事の数値は2026年10月3日に確認したもので、Coincheckの板の手数料は改定が予告されています(10月19日の予定から延期・日時未定)。使う前に公式の手数料ページを確認してください。

暗号資産の売却益は原則として雑所得で、給与所得者は年20万円を超えると確定申告が必要です(国税庁の暗号資産の課税関係)。2社を使うときは、両方の取引履歴を合わせて計算します。

ほかの国内取引所のレビューは国内取引所のレビュー一覧、bitFlyerの評判はbitFlyerの評判と手数料で確認できます。

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