更新履歴

  • 2026-10-26:公開
  • 2026-10-26:規模・変換手段・公式窓口の情報を追記し本文を充実化

StandXエアドロップ(DUSD配布)の対象と状態

StandXは無期限先物の分散型取引所(Perp DEX)として運営していたが、独自トークンの発行(TGE)を中止してサービスを閉鎖すると発表した。

代わりに既存ユーザーへ、合成ドル「DUSD」を一括配布するリトロドロップを実施する。新規トークンSTXは存在しない。

StandXは2025年11月のメインネット稼働後、23万人超のユーザーを獲得し、預かり資産(TVL)は一時2億ドルを超えた。

ベンチャーキャピタルからの資金調達は行わず、収益の大半をSIP-2・SIP-3という配当プログラムで既存ユーザーに還元してきた。今回のDUSD配布も、残った収益と創業チームの持ち出しで原資をまかなうとされている。

閉鎖に向けた移行は段階的に進んでいる。2026年10月15日に利回り配布と担保の預け入れを終了し、10月20日にはポジションがリデュースオンリー(決済のみ可)に切り替わり、新規登録の受付も停止した。

状態は「配布済み・請求受付中」(2026-10-26時点で確認)。配分確認ページは2026年10月26日0:00 UTCに開設され、新規の参加受付はない。

請求窓口は2026年11月1日0:00 UTCから12月31日8:00 UTCまで。この期間を過ぎると未請求分は失効する。他の案件はエアドロップ一覧でまとめている。

参加条件と必要な資金

新規の参加・追加の資金投入は不要。対象は、StandX上で事前デポジット・アルファ期間の利用・メインネットでの取引・マーケットメイク・紹介活動のいずれかを行っていた既存ユーザーに限られる。

配分額は過去の利用実績で決まり、不正利用が疑われるアカウントはStandXが配分を調整・無効化できるとされる。いまから新しく使い始めても対象にはならない。

参加手順(請求のやり方)

  1. StandX公式サイトの配分確認ページ(2026年10月26日0:00 UTCに開設)にアクセスする。
  2. StandX利用時と同じBNB ChainまたはSolanaのウォレットを接続する。
  3. 配分額を確認する(配分が0の場合は対象外)。
  4. 2026年11月1日0:00 UTC以降、請求ボタンを押してDUSDを受け取る。
  5. 2026年12月31日8:00 UTCまでに必ず請求を完了する。過ぎると失効する。

受け取り(請求)方法

請求したDUSDは、手順2で接続したウォレット(BNB ChainまたはSolana)に直接送られる。取引所の口座経由ではない。

DUSDはUSDT・USDCを担保にStandX上で発行される合成ドルで、プラットフォーム上でUSDT・USDCへ償還できる。1DUSD=1USD近辺を目安とした資産であり、価格上昇を狙うトークンではない。

償還のほか、BNB Chain上のPancakeSwap・Solana上のRaydiumでDUSDをスワップする方法も公式に案内されている。

StandXのサービス自体も段階的に停止する。ポジションの自動決済は2027年1月15日、出金とDUSDの償還受付は2027年1月31日に終了する。この日までに償還か別ウォレットへの移動を済ませる必要がある。出金はPerpsウォレットからCashウォレットへ資産を移したうえで行う。

2027年1月31日を過ぎても、ウォレットに残った資産の所有権自体は失われないが、その後の復旧にはStandXサポート(support@standx.com)への問い合わせが必要になるとされている。

DUSDの将来性と売れる場所

DUSDは2026年10月26日時点で、BTCCを含め外部取引所への上場は確認できていない。売却先は実質的にStandX自身の償還機能と、前述のPancakeSwap・Raydiumでのスワップが中心で、2027年1月31日の受付終了までにUSDT・USDCへ戻す必要がある。

StandXが閉鎖することで、無期限先物取引を続けたい人は取引先を移す必要がある。BTCCなど他の取引所の先物で同様の取引を続ける、または他のPerp DEXを比較検討する方法がある。

日本から参加できるか

StandXの利用規約における国別の参加制限は、本記事執筆時点で確認できていない(未確認)。新規参加自体が終了しているため、居住国の制限よりも「StandX上で既存の利用実績があるかどうか」が受け取りの条件になる。

規約を確認できる場合は、請求前にStandX公式サイトで最新のTerms of Serviceに目を通すことをすすめる。

リスク・詐欺の見分け方

  1. 偽の請求サイトに注意する。StandXは公式サイト以外のチェッカー・請求ページは全て偽物と警告している。公式の情報源はstandx.com・docs.standx.com・X(@StandX_Official)・公式Discordに限られる。
  2. ウォレットの秘密鍵・シードフレーズの入力を求めるページは開かない。StandXは秘密鍵やシードフレーズを求めるDMを送ることは無いと明言している。公式の請求はウォレット接続のみで完結し、エアドロップ受け取りのために資金を送るよう求めることも無い。
  3. サービス自体が閉鎖に向かっているため、資金の引き出し・残高確認は早めに済ませたほうがよい。出金停止後は対応できなくなる。
  4. 配分総量や配布量は二次情報のあいだで食い違いがあり、数字は公式発表を優先して確認する。

エアドロップの税金

DUSDの受け取りも、受け取り時点の時価で所得として認識する対象になりうる。確定申告の実務は仮想通貨エアドロップの税金と申告実務で解説している。