BitTrade(ビットトレード)とZaif(ザイフ)は、どちらも金融庁登録の国内暗号資産交換業者ですが、取扱銘柄数・レバレッジ対応・手数料体系の方向性が異なります。結論を先に言うと、アルトコインを幅広く扱いたい人・レバレッジ取引もしたい人はBitTrade、MONAなどZaif独自の取扱銘柄や積立を重視する人はZaifが候補になります。本記事では2026年7月時点の公開情報をもとに、両社を横並びで比較します。
BitTradeとZaifの基本情報比較
| 項目 | BitTrade | Zaif |
|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社BitTrade | 株式会社Zaif |
| 取扱銘柄数 | 40種類前後(2026年時点) | 28〜30種類前後(2026年時点) |
| レバレッジ取引 | 対応 | 非対応 |
| 最低購入金額 | 1円から | 1,000円から |
| 得意分野 | 銘柄数の豊富さ・アルトコイン・板取引・レバレッジ | 独自銘柄・信用取引・積立 |
数値は各社公式サイトの公開情報をもとにした本記事執筆時点(2026年7月)の目安です。最新の正確な情報は必ず各社公式サイトでご確認ください。
BitTradeとは|特徴と強み
BitTradeは取扱銘柄数の多さが特徴の国内取引所で、本記事執筆時点で40種類前後の暗号資産を取り扱っています。レバレッジ取引にも対応しており、現物取引だけでなく信用取引的な使い方を試したいユーザーにも選択肢を提供しています。板取引(取引所形式)にも対応しているため、指値注文でコストを抑えた取引がしやすい点も強みです。最低購入金額が1円からと少額で始めやすいのも特徴です。
Zaifとは|特徴と強み
Zaifは、他社では取扱いの少ない独自銘柄(MONA等)を扱ってきた歴史がある取引所です。信用取引にも対応しており、積立サービスも用意されています。取引所形式(板取引)ではMaker手数料が無料になるペアがあるなど、板取引を活発に使うユーザー向けの設計になっている一方、出金手数料や暗号資産の送付手数料は銘柄ごとに発生する点には注意が必要です。
手数料を徹底比較
| 項目 | BitTrade | Zaif |
|---|---|---|
| 取引所(板取引)手数料 | 銘柄により変動、Maker/Takerとも比較的低水準の銘柄あり | Maker 0%/Taker 0.1%(BTC/JPY等の主要ペア)、その他ペアはTaker 0.3% |
| 販売所手数料 | 無料(スプレッドあり) | 無料(スプレッドあり) |
| 日本円出金 | 利用者負担(金額に応じて変動) | 3万円未満385円、3万円以上770円 |
| 暗号資産送付 | 銘柄により変動 | 銘柄ごとに手数料が発生 |
板取引を中心に使うなら、両社ともMaker手数料が有利になるペアを選ぶのがコストを抑えるコツです。出金・送金の頻度が高い場合は、手数料が無料または低水準の取引所(GMOコイン等)と併用する運用も検討する価値があります。
手数料シミュレーション:板取引でBTCを売買した場合の目安
実際にどれくらいコストに差が出るのか、板取引(取引所形式)でBTC/JPYペアを売買するケースを例に考えてみます。Zaifは主要ペアでMaker手数料が0%に設定されているため、指値注文で約定させる(Maker注文になる)場合はほぼ手数料をかけずに取引できます。一方、成行注文でTakerとして約定させる場合は0.1%前後の手数料がかかる計算です。BitTradeも銘柄によってMaker/Taker手数料が設定されており、板の厚みや希望する約定スピードに応じてどちらの取引所が有利かは変わってきます。いずれの取引所でも、指値注文(Maker)を使うことで手数料を抑えやすくなる点は共通しています。具体的な手数料率は変更されることがあるため、実際に取引する直前に必ず各社公式サイトの最新の手数料表を確認してください。
取扱銘柄数・独自銘柄を比較
BitTradeは取扱銘柄数の多さが強みで、主要銘柄からマイナーなアルトコインまで幅広くカバーしています。一方Zaifは、他社にはない独自銘柄の取扱いに歴史があり、特定の銘柄への投資を目的にZaifを選ぶユーザーも一定数存在します。「とにかく多くの銘柄から選びたい」ならBitTrade、「Zaifでしか買えない特定の銘柄が目的」ならZaifという住み分けになります。銘柄の追加・削除は両社とも随時行われるため、狙っている銘柄がある場合は購入前に必ず最新の取扱一覧を確認してください。
入金方法・積立サービスを比較
日本円の入金方法は、両社とも銀行振込やクイック入金(即時入金)に対応しているのが一般的です。Zaifは積立サービスを提供しており、毎月決まった金額を自動で買い付けることで、購入タイミングを分散する「時間分散」の運用がしやすい設計になっています。相場の上下を都度判断せずコツコツ資産形成をしたい人には、こうした積立機能の有無も選択基準の一つになります。BitTradeは板取引での指値注文を活用したコスト重視の売買に強みがあり、積立よりも能動的な売買判断をしたい人に向いています。
セキュリティ体制を比較
国内の暗号資産交換業者はいずれも金融庁の登録を受けており、顧客資産の分別管理やコールドウォレットでの管理が基本的な規制要件になっています。BitTrade・Zaifともに、法令で求められる分別管理・コールドウォレット中心の資産管理体制を取っています。とはいえ個別の詳細なセキュリティ施策(マルチシグの運用、監査体制等)は非公開の部分も多いため、詳しい実装は各社の公式発表・セキュリティページで確認するのが確実です。ユーザー側でできる対策としては、二段階認証の有効化、パスワードの使い回し回避、フィッシングサイトへの警戒が基本になります。
スマホアプリ・取引画面の使いやすさを比較
日々の値動きを確認しながら取引する場合、スマホアプリの使い勝手は継続利用のしやすさに直結します。板取引(取引所形式)を頻繁に使うユーザーは、気配値の見やすさ・約定スピードの体感を重視する傾向があり、逆に販売所メインで使うユーザーはシンプルなUIを重視する傾向があります。どちらのアプリが自分に合うかは実際に無料で口座開設をして触ってみるのが一番確実な判断方法です。両社とも口座開設・維持に費用はかからないため、実際に両方を試してから本格的な取引に使う取引所を決めるという進め方もおすすめです。
レバレッジ取引・信用取引の対応を比較
BitTradeはレバレッジ取引に対応しており、現物取引に加えて証拠金取引を試したいユーザーに選択肢があります。Zaifはレバレッジ取引には対応していませんが、信用取引には対応しています。レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンな取引手法であり、証拠金以上の損失(追証)が発生する可能性もあるため、仕組みを十分理解したうえで少額から試すことが重要です。
BitTrade・Zaifと他の国内取引所との位置づけ
国内には他にもGMOコイン、bitbank、bitFlyer、Coincheck、SBI VCトレード、BITPOINTなど複数の暗号資産交換業者があります。それぞれ手数料体系や強みが異なるため、BitTrade・Zaifと合わせて全体像を把握しておくと選びやすくなります。
| 取引所 | 特徴 |
|---|---|
| BitTrade | 取扱銘柄数が多くレバレッジにも対応 |
| Zaif | 独自銘柄・積立・板取引Maker無料ペア |
| GMOコイン | 送金無料・アプリの使いやすさに定評 |
| bitbank | 取扱銘柄数トップクラス・板取引中心 |
「取扱銘柄数の多さ」という軸だけで見るとBitTradeとbitbankが近いポジションにあり、「独自性・積立」という軸ではZaifが独自の立ち位置を保っています。複数の取引所を併用し、それぞれの強みを使い分ける運用も現実的な選択肢です。
口座開設にかかる時間の目安
BitTrade・Zaifともに、口座開設の申し込み自体はスマートフォンから10分程度で完了することが一般的です。本人確認(eKYC)にオンライン即時型を利用した場合、審査完了までの時間は最短当日〜翌営業日が目安とされていますが、申込が集中する時間帯や書類不備があった場合はさらに時間がかかることもあります。「すぐに取引を始めたい」という場合は、事前に本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)を手元に準備し、顔写真の撮影がしやすい明るい場所で申し込むとスムーズです。
こんな人にはBitTradeがおすすめ
- 取扱銘柄数の多さを重視する人
- レバレッジ取引も試してみたい人
- 板取引でコストを抑えた売買をしたい人
- 少額(1円)から暗号資産取引を始めたい人
こんな人にはZaifがおすすめ
- Zaif独自の取扱銘柄(MONA等)に投資したい人
- 積立サービスでコツコツ資産形成をしたい人
- 信用取引に興味がある人
- 板取引でMaker手数料が無料になるペアを活用したい人
出金・送金でトラブルを避けるための注意点
暗号資産を他のウォレットや別の取引所へ送金する際は、送金先アドレスの入力ミスやネットワーク(チェーン)の選択ミスが資産喪失につながる代表的なトラブルです。BitTrade・Zaifいずれを使う場合も、初めて使う送金先には少額のテスト送金を行い、正常に着金することを確認してから本番の送金を行う習慣をつけることを強くおすすめします。また、出金申請から着金までの時間は取引所やタイミング(銀行の営業時間、暗号資産ネットワークの混雑状況等)によって変動するため、急な資金移動が必要な場合は余裕を持ったスケジュールで手続きすることが大切です。
AIトレード・自動売買での活用方法
BitTrade・Zaifいずれの取引所も、口座を開設したうえでAPI連携や外部ツールと組み合わせることで、値動きの監視や売買判断の一部を自動化する運用が可能です。国内取引所で口座を持ったうえで、AI自動売買の始め方を参考に、ノーコードツールや自作botであらかじめ決めたルールに沿って売買する手法が広がっています。ツール選定に迷う場合はAI自動売買サービスの比較、運用開始後は自動売買の成績の見方を参考にすると、感情的な判断を避けた継続的な運用がしやすくなります。当サイトの実際のAI自動売買運用実績はAIトレード運用実績ページで公開しています。
BitTrade・Zaifの口座開設手順
- 公式サイトからメールアドレスを登録する
- 本人確認(eKYC)を行う 運転免許証やマイナンバーカードを使ったオンライン本人確認で、最短当日〜翌営業日での口座開設が期待できます。
- 二段階認証(2FA)を必ず有効化する 認証アプリまたはSMSによる2FAを最初に設定します。フィッシング被害を避けるための最優先対策です。
- 日本円を入金する 最初は少額(数千円〜数万円)で動作確認するのが安全です。
- 販売所または取引所で暗号資産を購入する シンプル重視なら販売所、コスト重視なら板取引(取引所形式)を選びます。
リスクと注意点
- レバレッジ取引・信用取引は証拠金以上の損失(追証)が発生する可能性がある
- 出金・送金手数料は銘柄・金額によって変動するため、頻繁に動かす場合はコストを事前に試算する
- 取扱銘柄数が多い取引所ほど、個別銘柄の流動性・スプレッドに差が出やすい
- 独自銘柄は他社と比べて流動性が低く、価格変動が大きくなりやすい傾向がある
- 各社の手数料・取扱銘柄は変更されることがあるため、最新情報は必ず公式サイトで確認する
- 暗号資産の売却益は雑所得として総合課税の対象になる(詳細は税理士等の専門家に相談してください)
- 積立サービスも価格変動リスクそのものをなくすものではなく、時間分散によりリスクを平準化する手法であることを理解しておく
- 口座を長期間放置すると、規約変更や本人確認情報の更新が必要になる場合がある
口座開設前のチェックリスト
- 取扱銘柄・手数料体系が自分の投資スタイルに合っているか確認したか
- レバレッジ・信用取引を使う場合、追証のリスクを理解しているか
- 二段階認証など基本的なセキュリティ対策を行う準備があるか
- 出金・送金の手数料体系を事前に確認したか
- 暗号資産の売却益が雑所得として課税される点を理解しているか
BitTrade・Zaifの税金・確定申告に関する注意点
国内でBitTradeやZaifを通じて暗号資産を売却して利益が出た場合、原則として雑所得に区分され、給与所得など他の所得と合算した総合課税の対象になります。含み益の段階では課税されず、売却(日本円への換金)や他の暗号資産への交換のタイミングで損益が確定します。年間の利益額によっては確定申告が必要になるため、取引履歴(購入日時・数量・価格、売却日時・数量・価格)はこまめに記録・保存しておくことをおすすめします。複数の取引所を併用する場合は、取引所ごとの履歴を漏れなく集計する必要がある点にも注意してください。具体的な税額計算や申告要否の判断は、税理士など専門家に相談することが安全です。
ポートフォリオ・利用シーンでの使い分け
投資スタイルによってBitTradeとZaifの使い分けは変わります。幅広い銘柄からリサーチしたい人、レバレッジ取引を試したい人はBitTradeを中心に据え、特定の独自銘柄や積立での長期運用を重視する人はZaifを併用するといった形が考えられます。どちらの取引所を使う場合も、二段階認証などの基本的なセキュリティ対策と、生活防衛資金を確保したうえでの余剰資金運用という原則は共通です。手数料体系・取扱銘柄は変更されることがあるため、定期的に公式サイトで最新情報を確認する習慣をつけることをおすすめします。
初心者がやりがちな失敗パターン
BitTrade・Zaifに限らず、暗号資産取引の初心者が陥りやすい失敗パターンがいくつかあります。1つ目は、板取引(取引所形式)の存在を知らずに販売所だけを使い続け、スプレッド分のコストを毎回支払ってしまうケースです。少額の取引であれば影響は小さいものの、取引頻度が増えるほどコスト差が積み重なります。2つ目は、二段階認証を後回しにしてしまい、アカウント乗っ取りのリスクにさらされるケースです。口座開設直後に必ず設定しておくべき項目です。3つ目は、送金時にネットワーク(チェーン)や送金先アドレスを確認せずに送ってしまい、資産を失うケースです。テスト送金の習慣をつけることで、こうしたトラブルの多くは未然に防げます。
BitTradeとZaifに関するよくある質問(FAQ)
BitTradeとZaifどちらがおすすめですか?
取扱銘柄数の多さやレバレッジ取引を重視するならBitTrade、Zaif独自の取扱銘柄や積立サービスを重視するならZaifがおすすめです。目的に応じて選ぶか、両方の口座を使い分けるのも一つの方法です。投資初心者で「まず1つだけ選びたい」という場合は、自分がどの銘柄に投資したいか・レバレッジ取引に興味があるかを軸に決めるとミスマッチが起きにくくなります。
BitTradeの手数料は高いですか?
板取引(取引所形式)を使えば、銘柄によってはMaker手数料が低水準に設定されているペアもあります。販売所を使う場合はスプレッドがコストになる点は他社と同様です。取引頻度が高い場合は、板取引での指値注文を基本にすることでコストを抑えやすくなります。最新の手数料は公式サイトでご確認ください。
Zaifの手数料は高いですか?
主要ペア(BTC/JPY等)ではMaker手数料が無料になるなど板取引ではコストを抑えやすい一方、出金手数料や暗号資産送付手数料は他社より高めに設定されている場合があります。頻繁に出金・送金する場合はコストを事前に確認し、まとめて出金するなど回数を減らす工夫も有効です。
BitTradeでレバレッジ取引はできますか?
対応しています。ただしレバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンな取引手法で、証拠金以上の損失(追証)が発生する可能性があるため、仕組みを十分理解したうえで利用してください。
Zaifでしか買えない銘柄はありますか?
Zaifは他社では取扱いの少ない独自銘柄を扱ってきた歴史があります。具体的な取扱銘柄は変更されることがあるため、最新の取扱一覧は公式サイトでご確認ください。
BitTradeとZaifは両方使うべきですか?
目的が異なる場合は併用も選択肢です。例えばBitTradeでレバレッジ・幅広い銘柄を扱いつつ、Zaifで独自銘柄や積立を利用するといった使い分けが考えられます。
口座開設に必要なものは何ですか?
メールアドレス、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)、スマートフォンでのeKYC(オンライン本人確認)が一般的に必要です。
出金にかかる時間はどれくらいですか?
取引所やタイミングによって異なりますが、一般的に申請から数営業日以内に着金するケースが多いとされています。正確な着金目安は各社公式サイトでご確認ください。
AIトレードでBitTradeやZaifを使うことはできますか?
国内取引所で口座を持ったうえで、ノーコードツールや自作botを使ってルールベースの自動売買を行うことは可能です。詳しくはAI自動売買の始め方をご覧ください。
まとめ|BitTradeとZaifの選び方
- BitTradeは取扱銘柄数の多さ・レバレッジ取引対応が強み
- Zaifは独自銘柄・積立サービス・板取引のMaker手数料無料ペアが強み
- レバレッジ・信用取引はハイリスクな取引手法のため、仕組みを理解したうえで少額から試す
- 手数料・取扱銘柄は変更されることがあるため、最新情報は各社公式サイトで確認する
- 本記事は2026年7月時点の公開情報に基づく比較です。最終的な口座選びはご自身の投資スタイルに合わせて判断してください
