Coincheckとザイフ(Zaif)は、ともに金融庁登録済みの国内暗号資産交換業者ですが、運営母体・取扱銘柄数・手数料体系・付帯サービスが大きく異なります。本記事執筆時点(2026年7月)の公式情報と複数の比較メディアの記事を突き合わせ、両社を横並びで比較します。
| 項目 | Coincheck | ザイフ(Zaif) |
|---|---|---|
| 運営会社 | コインチェック株式会社(マネックスグループ) | 株式会社Zaif(カイカグループ) |
| 取扱銘柄数 | 35種類前後(2026年4月時点) | 30種類前後(2026年2月時点) |
| 取引所(板取引)手数料 | Makerは無料〜マイナス(受取)、Takerは0.1%前後 | Maker 0%、Taker 0.1%〜0.3% |
| 出金手数料(JPY) | 一律407円 | 3万円未満385円、3万円以上770円 |
| クイック入金手数料 | 3万円未満770円、3万〜50万円未満1,018円、50万円以上は入金額×0.11%+495円 | 提携銀行により異なる |
| 積立サービス | Coincheckつみたて | Zaifコイン積立(月1,000円〜、7銘柄) |
| ステーキング | 非対応(貸暗号資産サービスあり) | ETH・XYMに対応(報酬は毎月JPYまたは暗号資産) |
| 自動売買 | 非対応 | Zaifトレード(かんたん取引、2022年6月開始) |
| レバレッジ取引 | 非対応 | 非対応(2021年11月に提供終了) |
(※本記事執筆時点の参考値。手数料・キャンペーン条件・取扱銘柄は変動するため、口座開設前に必ず各社公式サイトでご確認ください)
Coincheckとザイフとはどんな取引所か
Coincheckとは、マネックスグループ傘下で運営される国内最大手クラスの暗号資産交換業者であり、スマートフォンアプリの使いやすさで初心者からの支持が厚い取引所である。ザイフ(Zaif)とは、カイカグループ傘下の株式会社Zaifが運営する国内暗号資産交換業者であり、独自銘柄の取扱いと積立・ステーキングなど長期保有向けサービスに特徴がある。どちらも金融庁登録の暗号資産交換業者として、顧客資産の分別管理が義務付けられている。
Coincheckは2018年にマネックスグループの完全子会社となって以降、経営基盤を強化しながら販売所・取引所(板取引)・つみたて・貸暗号資産・NFTマーケットプレイスなど幅広いサービスを展開してきた。一方のザイフは、2018年にテックビューロからFisco系列へ事業譲渡された後、2023年11月にカイカ(旧CAICA)グループの子会社Kusim傘下に移り、現在の体制で運営されている。両社とも過去に運営会社の変遷を経ているが、現在はいずれも金融庁登録を継続した状態で営業している。
Coincheckの特徴
Coincheckの強み
- スマートフォンアプリの操作性が高く、暗号資産初心者でも直感的に使える
- 取扱銘柄数が35種類前後と国内でも上位クラス
- Coincheckつみたてで毎月自動的に少額積立ができる
- 貸暗号資産サービスで保有銘柄を長期的に運用できる
- マネックスグループの経営基盤による安定感
Coincheckの弱み
- 出金手数料が一律407円で、無料の取引所と比べるとやや割高
- クイック入金は金額帯によって手数料が発生する
- 板取引(取引所)のTaker手数料はゼロではない
- ステーキングサービスは提供していない
ザイフ(Zaif)の特徴
ザイフの強み
- 板取引のMaker手数料が0%で、指値中心の取引ならコストを抑えやすい
- ETH・XYMのステーキングに対応し、報酬を毎月JPYまたは暗号資産で受け取れる
- フィスココイン(FSCC)・カイカコイン(CICC)など他の国内取引所にはない独自銘柄を取り扱う
- Zaifトレード(かんたん取引)で条件設定型の自動売買ができる
- 月1,000円からのZaifコイン積立で少額から長期保有を始められる
ザイフの弱み
- 取扱銘柄数はCoincheckよりやや少ない30種類前後
- 出金手数料が3万円以上で770円と、Coincheckの一律407円より高くなる場合がある
- 暗号資産の出金は初回入金から1週間、1日1万円相当までの制限がある
- レバレッジ取引は2021年11月に提供終了しており、現在は現物取引のみ
板取引と販売所の違いとは
Coincheck・ザイフともに「販売所」と「取引所(板取引)」という2つの購入方式を用意している。両者の違いを理解しないまま利用すると、想定より割高なレートで購入してしまうことがある。
販売所とは
販売所とは、取引所自体を相手方として直接暗号資産を売買する方式である。操作がシンプルで初心者でも迷いにくい一方、提示される価格には運営側のスプレッド(買値と売値の差)が上乗せされているため、実質的なコストは板取引より高くなりやすい。
板取引(取引所)とは
板取引とは、他のユーザーが出した売買注文の一覧(板)を見ながら、自分が指定した価格で注文を出す方式である。指値注文(Maker)を使えば手数料を抑えやすく、Coincheck・ザイフともにMaker手数料が無料または0%に設定されている銘柄がある。慣れるまでは操作がやや難しく感じるが、コストを抑えたい場合は板取引の利用を検討する価値がある。
積立とステーキングの違いとは
「保有しているだけで増やしたい」というニーズに対して、Coincheckとザイフはそれぞれ異なるアプローチを取っている。
積立とは
積立とは、毎月決まった金額を自動的に購入していく仕組みで、購入タイミングを分散させることで高値掴みのリスクを平準化する効果が期待できる。CoincheckつみたてとZaifコイン積立はいずれもこの仕組みに該当する。
ステーキングとは
ステーキングとは、対象の暗号資産を一定期間預け入れることで、ネットワークの検証作業に貢献し、その対価として報酬を得られる仕組みである。株式の配当に近いイメージで、保有しているだけで追加の収益を得られる点が特徴だが、対象銘柄自体の価格変動リスクは別途存在する。ザイフはETH・XYMでこの仕組みを提供しているが、Coincheckは提供していない。
手数料を徹底比較
出金手数料の比較
| 出金金額 | Coincheck | ザイフ |
|---|---|---|
| 3万円未満 | 407円 | 385円 |
| 3万円以上 | 407円 | 770円 |
少額の出金を繰り返す場合はザイフがわずかに安く、3万円以上をまとめて出金する場合はCoincheckの一律407円のほうが有利になる。出金頻度と1回あたりの金額によって有利不利が入れ替わる点に注意したい。
板取引(取引所)手数料の比較
Coincheckの板取引は主要銘柄でMakerが無料〜マイナス(受取)、Takerが0.1%前後とされる。ザイフの板取引はMakerが0%、Takerが銘柄によって0.1%〜0.3%とされる。いずれも指値注文(Maker)を使うことで手数料を抑えやすい設計だが、Takerとして成行に近い注文を出す場合はザイフのほうが銘柄によって手数料が高くなるケースがある。手数料は変更されることがあるため、取引前に必ず各社公式の最新手数料ページを確認してほしい。
販売所の実質コストについて
板取引の手数料が低くても、初心者が使いやすい「販売所」形式で購入する場合は、提示レートに広めのスプレッドが含まれるのが一般的である。Coincheck・ザイフともに販売所とは別に板取引(取引所)を用意しているため、手数料を抑えたい場合は板取引の利用に慣れることを検討したい。
取扱銘柄を比較する
Coincheckの取扱銘柄の傾向
Coincheckは主要銘柄(ビットコイン・イーサリアムなど)に加え、35種類前後(2026年4月時点)の幅広い銘柄をカバーしている。Coincheckつみたての対象銘柄も豊富で、少額から複数銘柄に分散して積み立てたい人に向いている。
ザイフの取扱銘柄の傾向
ザイフは30種類前後(2026年2月時点)と銘柄数自体はCoincheckよりやや少ないが、フィスココイン(FSCC)・カイカコイン(CICC)といった、他の国内取引所では扱っていない独自銘柄を取り扱っている点が特徴である。これらの銘柄に投資したい場合は、実質的にザイフでの口座開設が前提になる。
積立・ステーキングを比較する
積立サービスの違い
CoincheckつみたてとZaifコイン積立は、いずれも毎月自動的に一定額を購入する仕組みである。Zaifコイン積立は月1,000円から始められ、対象は7銘柄程度に絞られている。Coincheckつみたては対応銘柄数がより多い点が特徴である。
ステーキング・貸暗号資産の違い
ザイフはETH・XYMのステーキングに対応しており、預け入れた暗号資産に応じた報酬を毎月JPYまたは暗号資産で受け取れる。Coincheckはステーキングを提供していない代わりに、貸暗号資産サービスで保有銘柄を一定期間貸し出し、金利を得る仕組みを用意している。どちらも仕組みが異なるため、「保有しながら追加収益を得たい」という目的は共通していても、対応銘柄・受取方法・ロック期間を事前に確認する必要がある。
自動売買機能の違い
ザイフは2022年6月に「Zaifトレード(かんたん取引)」を開始しており、購入・売却条件をあらかじめ設定して自動売買できる。Coincheckには同種の自動売買機能は用意されていない。国内取引所の中でルールベースの自動売買を試したい場合、ザイフは数少ない選択肢の一つになる。ただし、より高度なAIエージェント型の自動売買を検討する場合は、国内取引所で口座を持った上で、Bitgetのコピートレードのような海外サービスと組み合わせる設計も選択肢に入る。
対 他の国内取引所との違い
対 bitFlyer
bitFlyerはビットコインの取引量で高い実績を持つが、出金手数料や送金手数料はCoincheck・ザイフと単純比較しづらい体系になっている。銘柄数・アプリの使いやすさで選ぶならCoincheckが競合する位置づけになる。
対 bitbank
bitbankはアルトコインの板取引に強みを持つ取引所で、手数料体系もMaker/Takerで細かく分かれている。ザイフのように独自銘柄を持つわけではないが、取扱銘柄数と流動性の高さで比較検討する価値がある。
対 GMOコイン
GMOコインは入出金・送金が無料である点が強みで、出金手数料が発生するCoincheck・ザイフと比べるとコスト面で有利になりやすい。ただし積立・ステーキング・自動売買といった付帯サービスの構成はGMOコインとは異なるため、単純な手数料比較だけで決めるべきではない。
どちらを選ぶべきか|投資スタイル別ガイド
Coincheckが向いている人
- アプリの操作性・分かりやすさを重視する初心者
- 取扱銘柄数の多さで積立先を選びたい人
- 保有銘柄を貸暗号資産サービスで運用したい人
- マネックスグループの経営基盤に安心感を求める人
ザイフが向いている人
- フィスココイン・カイカコインなど独自銘柄に投資したい人
- ETH・XYMのステーキングで長期保有の収益を積み上げたい人
- 国内取引所でルールベースの自動売買(Zaifトレード)を試したい人
- 板取引のMaker手数料0%を活用したい中級者
口座開設の手順比較
- 公式サイトからメールアドレスを登録する
- スマホでスピード本人確認(運転免許証・マイナンバーカード等)を行う
- 二段階認証(2FA)を設定する
- 銀行振込またはクイック入金で初回入金する
- 取引を開始する
どちらもスマートフォン一つで最短即日〜翌営業日に口座開設が完了する。
よくある失敗と回避策
1. 出金頻度を考えずに手数料を多く払う
Coincheckは一律407円、ザイフは3万円以上で770円かかる。少額を頻繁に出金すると手数料負けしやすいため、出金はまとめて行う運用に切り替えるとよい。
2. 投資したい独自銘柄の取扱いを確認せずに開設する
フィスココイン・カイカコインなどザイフ独自の銘柄に投資したいのに、先にCoincheckだけで口座開設してしまい、結局もう1社追加することになるケースがある。事前に各社の取扱銘柄一覧を確認しておく。
3. 板取引と販売所のコスト差を理解しない
初心者が使いやすい販売所形式はスプレッドが広めに設定されているため、想定より高いレートで購入してしまうことがある。慣れてきたら板取引(取引所)の利用を検討する。
4. ステーキング・積立の対象銘柄・条件を確認しない
ザイフのステーキングはETH・XYMのみ、積立は7銘柄程度に限定される。対象外の銘柄で同様のサービスを期待して口座開設すると想定と異なる結果になる。
併用するメリット
両社を併用することで、以下のような使い分け・リスク分散が可能になる。
- Coincheckをメインに主要銘柄の積立・貸暗号資産で長期保有する
- ザイフでフィスココイン・カイカコインなどの独自銘柄やステーキングを利用する
- Zaifトレードで国内取引所内の自動売買を試す
- 1社に依存しない分散管理でセキュリティリスクを軽減する
セキュリティ比較の観点
両社とも金融庁登録の暗号資産交換業者であり、顧客資産の分別管理・コールドウォレット保管が義務付けられている。Coincheckは2018年に外部流出事件を経験して以降、マネックスグループ傘下でセキュリティ体制を再構築してきた経緯がある。ザイフも運営元のTechBureauが2018年に外部流出を経験し、その後Fisco系列・カイカグループへと事業が引き継がれた経緯がある。両社とも過去の教訓を踏まえて体制を強化しているとされるが、個別の保険加入状況やマルチシグ体制の詳細は各社公式のセキュリティページで確認することを推奨する。
税務処理の考え方
両社とも年間取引報告書や取引履歴のダウンロード機能を備えている。複数の取引所を併用する場合、確定申告時の損益通算のために以下の点に注意する。
- 各取引所の年間取引報告書を早めにダウンロードして保管する
- 取引所間で暗号資産を送金した場合、取得価格の引き継ぎを正確に記録する
- 譲渡原価の計算方法(総平均法など)を一貫させる
- 不明点は税理士等の専門家に相談する
キャンペーンの活用
Coincheck・ザイフともに、口座開設キャンペーンや取引量に応じたキャッシュバックキャンペーンを不定期に実施している。適用条件(期間・最低取引量等)は各社の判断で変更されるため、口座開設前に必ず公式サイトの最新条件を確認してほしい。友人紹介プログラムを実施している時期もあり、既にどちらかの口座を持っている知人がいる場合は紹介経由での開設でお互いに特典を得られるケースもある。
AI自動売買との組み合わせ
国内取引所での現物保有を基盤にしつつ、AIを使った自動売買・コピートレードを検討する場合は、まず国内取引所(CoincheckまたはZaif)で口座を持った上で、海外サービスと組み合わせる設計が安全である。編集部の運用実績は/ai-tradingで公開しており、実際の始め方はBitgetコピートレードの始め方や国内取引所から海外取引所への送金手順で解説している。より広い視点でAIエージェント型の自動売買を検討したい場合はAIエージェントによる自動売買の考え方も参考になる。
開設前のセキュリティチェックリスト
- 二段階認証(2FA)をGoogle Authenticatorで設定したか
- パスワードを他サービスと使い回していないか
- 公式アプリ・公式サイトをブックマークからのみ開いているか
- 出金先銀行口座が本人名義であることを確認したか
- 投資金額を「全額失っても困らない範囲」に設定したか
入金方法の比較
| 入金方法 | Coincheck | ザイフ |
|---|---|---|
| 銀行振込 | 対応 | 対応 |
| クイック入金 | 対応(金額帯により手数料変動) | 提携銀行経由で対応 |
| コンビニ入金 | 非対応 | 一部提携先で対応 |
| 暗号資産入金 | 対応 | 対応(初回1週間は出金側に制限あり) |
Coincheckのクイック入金は3万円未満770円、3万〜50万円未満1,018円、50万円以上は入金額×0.11%+495円という段階制の手数料がかかる。まとまった金額を入金する場合は、手数料率が変わる境界値を意識して入金額を調整すると無駄なコストを避けやすい。
コストの実額シミュレーション
出金を月2回・年間24回行うユーザーを想定した場合の年間コスト目安を試算する(いずれも3万円未満の出金と仮定)。
| 取引所 | 1回あたり出金手数料 | 年間24回のコスト |
|---|---|---|
| Coincheck | 407円 | 9,768円 |
| ザイフ | 385円 | 9,240円 |
出金1回あたりの差はわずか22円だが、頻度が増えるほど差額は積み上がる。一方、1回の出金額が3万円を超える場合はザイフの770円がCoincheckの407円を上回るため、出金の頻度と1回あたりの金額の両方を踏まえて有利不利を判断する必要がある。板取引のTaker手数料も加味すると、取引量が多いユーザーほど実質コストの差はさらに広がる可能性がある。
カスタマーサポート体制の比較
| 項目 | Coincheck | ザイフ |
|---|---|---|
| 問い合わせ方法 | メール・チャットボット・FAQ | メール・FAQ |
| 対応言語 | 日本語 | 日本語 |
| FAQ充実度 | 手数料・アプリ操作関連が充実 | 積立・ステーキング・独自銘柄関連が充実 |
どちらも日本語での問い合わせに対応した国内向けのサポート体制を整えている。トラブル発生時はまず公式FAQページで該当項目を確認し、解決しない場合に問い合わせフォームを利用するのが基本的な流れになる。
ユーザーの評価傾向
比較メディア・口コミサイトを横断的に見ると、Coincheckは「アプリの使いやすさ」「銘柄数の多さ」を評価する声が多く、ザイフは「独自銘柄が買える」「ステーキングの利率」を評価する声が目立つ。一方で、Coincheckは「出金手数料がやや高い」、ザイフは「取扱銘柄数が伸び悩んでいる」という指摘も一定数見られる。これらは本記事で整理した比較表の内容とおおむね一致する傾向である。個人の口コミは主観に左右されるため、最終的には自分の投資スタイル(積立中心か、独自銘柄狙いか、自動売買を使いたいか)に照らして判断するのが現実的である。
併用時の資産管理のコツ
複数取引所を併用する場合、資産管理が煩雑になりがちである。以下のポイントを押さえておくと管理がシンプルになる。
- メイン口座を1つ決めて日本円の入出金を集約する
- サブ口座へは暗号資産送金で必要な分だけ移動する
- 月1回、両社の取引履歴をダウンロードして突き合わせる
- ポートフォリオ管理アプリやスプレッドシートで資産全体を可視化する
この管理方法により、確定申告時の集計作業や資産状況の把握が大幅にシンプルになる。
手数料以外の判断軸まとめ
手数料の比較だけでなく、以下の観点も含めて総合的に判断することをおすすめする。
| 判断軸 | Coincheck優位 | ザイフ優位 |
|---|---|---|
| 取扱銘柄数 | ◎ | △ |
| 独自銘柄へのアクセス | - | ◎(FSCC・CICC等) |
| ステーキング | 非対応 | ◎(ETH・XYM) |
| 積立サービス | ◎(対象銘柄が多い) | ○(7銘柄・月1,000円〜) |
| 国内自動売買 | 非対応 | ◎(Zaifトレード) |
| アプリの使いやすさ | ◎ | ○ |
| 少額出金コスト(3万円未満) | ○ | ◎ |
この一覧を参考に、自分の投資スタイルに合った項目を優先して選択することが重要である。
運営会社の歴史と背景
Coincheckの沿革
Coincheckは2012年に創業し、2018年にNEM(XEM)の外部流出事件を経験した。同年にマネックスグループの完全子会社となり、経営基盤とセキュリティ体制を再構築しながら、現在は取引所・つみたて・貸暗号資産・NFTなど幅広いサービスを展開する国内大手取引所として運営されている。
ザイフの沿革
ザイフは元々テックビューロが運営していたが、2018年9月に外部からの不正アクセスで暗号資産が流出し、金融庁から複数回の業務改善命令を受けた。同年11月にFisco系列へ事業が譲渡され、2020年に「Zaif株式会社」へ商号変更、2023年11月にはカイカ(旧CAICA)グループのKusim傘下となり、現在の体制で運営が続けられている。
まとめ
Coincheckは取扱銘柄数の多さとアプリの使いやすさ、マネックスグループの経営基盤が強みであり、ザイフは独自銘柄・ステーキング・国内自動売買(Zaifトレード)といった独自機能が強みである。出金コストは金額帯によって有利不利が入れ替わるため、自分の出金頻度・金額を踏まえて比較するとよい。投資したい銘柄が独自銘柄かどうか、ステーキングや自動売買を国内取引所で使いたいかどうかも、選択の重要な判断軸になる。
初めて口座を開設する1社を選ぶなら、主要銘柄への積立や貸暗号資産をシンプルに始めたい人はCoincheck、フィスココイン・カイカコインへの投資やステーキング・国内自動売買まで含めて試したい人はザイフが候補になる。どちらか一方に絞りきれない場合は、まず片方で口座開設と本人確認を済ませ、実際の操作感を確認したうえでもう一方の追加開設を検討するという段階的な進め方も現実的である。いずれの場合も、投資は余裕資金の範囲で行い、手数料体系とキャンペーン条件は口座開設前に必ず公式サイトの最新情報で確認してほしい。
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