暗号資産の国内取引所として、板取引に強いbitbankと、アプリの使いやすさと派生サービスが豊富なCoincheckはよく比較される2社です。どちらも現物取引が中心で初心者でも始めやすい設計ですが、得意分野は大きく異なります。この記事では手数料・取扱銘柄・板取引の対応範囲・アプリ・派生サービス・初心者適性の観点で客観的に整理し、タイプ別にどちらが向いているかをまとめました。

bitbankとCoincheckの基本スペック比較

まずは主要スペックを一覧で確認しましょう。数値は各公式サイトの情報を基にしています。

項目 bitbank Coincheck
取扱銘柄数 38種類 30種類
取引所手数料 Maker -0.02% / Taker 0.12% 無料
販売所手数料 無料(スプレッドあり) 無料(スプレッドあり)
板取引の範囲 全銘柄で対応 対応銘柄は限定的
レバレッジ 非対応(現物のみ) 非対応(現物のみ)
最小購入額 1円相当〜 500円〜(販売所)
派生サービス レンディング つみたて / NFT / IEO 等

大きな違いは「板取引の対応範囲」と「派生サービスの幅」です。bitbankは全銘柄で板取引ができる現物特化型、Coincheckはアプリの使いやすさと付随サービスで初心者を広くカバーする総合型と整理できます。

bitbankの特徴|全銘柄で板取引できる現物特化型

bitbankの最大の強みは、取扱う全銘柄で板取引(取引所形式)が使える点です。販売所のスプレッドを避けて指値注文でコストを抑えたい人に向いています。取引所手数料はMakerが-0.02%とマイナスに設定されているため、指値でコツコツ約定させるスタイルとの相性が良好です。

チャート機能やスマホアプリの操作性も評価が高く、テクニカル指標を見ながら現物を売買したい層に支持されています。取扱銘柄数も国内最多クラスで、主要通貨から人気アルトコインまで板取引でカバーできるのが魅力です。積立や入金に関するキャンペーンが実施されることもあり、条件は変わるため利用前に公式サイトで最新の内容を確認しておくとよいでしょう。出金手数料はやや高めなので、頻繁に出金するスタイルの人は事前に確認しておくと安心です。

Coincheckの特徴|アプリと派生サービスに強い初心者向き

Coincheckの強みは、国内でもダウンロード数が多いスマホアプリの操作性です。購入までの画面がシンプルで、初めて暗号資産を買う人でも迷いにくい設計になっています。マネックスグループによる運営で信頼感がある点も、はじめての取引所を選ぶ際の安心材料になります。

さらにCoincheckつみたて、Coincheck NFT、IEOなど派生サービスが豊富で、現物の売買以外の楽しみ方が広いのも特徴です。取引所(板取引)の手数料は無料ですが、板の対応銘柄が限定的で、多くの購入は販売所経由となりスプレッドが乗る点は押さえておきましょう。口座開設と入金でのキャンペーンが用意されることもあるため、開設前に公式サイトで最新の特典を確認しておくと無駄がありません。

タイプ別の使い分け|どちらを選ぶべきか

両社は優劣というより得意分野が異なるため、自分の使い方に合わせて選ぶのがポイントです。以下のチェックリストで当てはまる項目が多い方を軸にすると判断しやすくなります。

  • 幅広い銘柄を板取引でコストを抑えて売買したい → bitbank
  • 指値でコツコツ約定させるMaker主体の取引が多い → bitbank
  • チャートやテクニカル指標を使いたい → bitbank
  • とにかくアプリの操作がわかりやすいものがいい → Coincheck
  • つみたてやNFTなど派生サービスも試したい → Coincheck
  • はじめての取引所で運営会社の信頼感を重視したい → Coincheck

実際には「購入体験や派生サービスはCoincheck、コストを抑えた板取引はbitbank」と役割分担して両方を使う人も少なくありません。どちらも口座開設と少額の購入は手軽なので、迷ったら両方を開設し、アプリの使い心地と板の使いやすさを自分の目で比べるのが確実です。

まとめ|コストのbitbank、使いやすさのCoincheck

bitbankは全銘柄で板取引ができ、Makerマイナス手数料で現物のコストを抑えやすい現物特化型。Coincheckはアプリの操作性とつみたて・NFT・IEOなど派生サービスが強みの初心者向き総合型です。コスト重視で板取引を使いこなすならbitbank、操作のわかりやすさとサービスの幅ならCoincheckを軸に検討するとよいでしょう。まずは気になる方で少額から口座を開設し、実際の使い心地を確かめてみてください。

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