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  • 2026-10-26:公開

Derive(DRV)とは|オプション・Perpを扱うオンチェーンプロトコル

Deriveは、オンチェーンでオプション・無期限先物(Perp)・利回り商品を扱う分散型プロトコルだと公式サイトが説明している。

前身は2021年にシドニーで設立された「Lyra Finance」で、2024年にDeriveへブランド名を変更し、既存のLYRA保有者はDRVへ移行した。

取引の照合はオフチェーンで高速に行い、決済(settlement)はイーサリアムに検証を委ねるOP Stack採用のロールアップ「Derive Chain」上で行われる。

DRVはガバナンストークンで、プロトコルのアップグレード・取引手数料・流動性インセンティブの方針を保有者が決める設計とされている。

Perp DEX全体の比較はPerp DEXの使い方・選び方でまとめている。

Derive V3|独自チェーンからゼロ知識証明の取引所へ移行

Deriveは2026年、設計を大きく変えた。これまでの独自チェーン「Derive Chain」を離れ、マッチング・決済をゼロ知識証明でイーサリアムL1に検証させる「ゼロ知識取引所(V3)」へ移行する計画が発表された。

Derive Chainは2026年10月6日に稼働を停止し、既存のポジション・残高はV3のジェネシス状態へ移行された(再デポジットは不要とされる)。

V3では外部ビルダーが使える許可不要のVault機能や、取引収益を分け合う「Builder Codes」が導入されるとされている。

またリスクを区分して損失を隔離する「リスクユニバース」や、複数の担保資産をまとめて扱うポートフォリオマージンも機能に加わったと報じられている。

Deriveの使い方|対応ネットワークと取引の始め方

公式サイトは、「BTC・ETH・アルトコインのオプションとPerpを取引できる」とだけ説明しており、個別の銘柄名は明記していない。

接続はウォレット経由で、公式サイトの「Trade Now」ボタンから取引アプリ(app.derive.xyz)に入る構成になっている。

DRVトークンはイーサリアムのほか、Base・Arbitrum・Optimism・HyperEVMにも展開されており、複数チェーンで流通している。

手数料の具体的な料率は公式サイトのFAQ上では明示されておらず、別途の「Fee Schedule」ページで確認する構成になっている。取引前に現在の料率を公式サイトで必ず確認してほしい。

利用できない地域にも注意が必要で、米国・カナダ・オーストラリアなど複数の地域の居住者は利用できないと明記されている。

DRVの将来性|2026年10月の上場ラッシュとトークノミクス変更

価格の断定的な予想はしない。判断材料として、最近の動きを並べる。

2026年10月には複数の取引所がDRVを相次いで上場させた。BingXは2026年10月10日にDRV/USDTの現物取引を開始した。

Binance Alphaは2026年10月14日にDRVを追加したと報じられている。

HTXは2026年10月15日にDRVの現物・グリッド取引を開始したとされる。

Bybitは2026年10月16日、最大20倍のDRVUSDT無期限先物を追加したと報じられている。

これに先立ち、2026年7月14日にはUpbit・Bithumbへの上場が発表され、価格が52%上昇したと報じられた。

トークノミクスにも変更があった。2026年4月、プロトコル収益のうちDRVの買い戻しに回す割合が25%から35%へ引き上げられ、週次のステーキング報酬(発行量)は25万から10万に減らされたとされている。収益の買い戻し比率を上げつつ新規発行を減らす方向の変更で、供給面の圧力を抑える狙いとみられる。

DRVの買い方|国内未上場・BTCCでの確認状況

DRVは2026年10月26日時点で、国内の金融庁登録取引所には上場していない。

CoinGeckoが集計するDRVの取引所一覧(tickers)を確認したところ、2026年10月26日時点でBTCCの名前は確認できなかった。上場状況は変わることがあるため、取引前に実際の取引所の画面で再確認してほしい。

海外取引所でDRVを買う一般的な流れは次のようになる。

  1. Binance AlphaやBybit・HTX・BingXなど、上場先の取引所でアカウントを作り本人確認を済ませる。
  2. USDTなど対象の通貨を入金する。
  3. DRV/USDTなどの現物ペアを検索して注文する。
  4. Deriveで実際にオプション・Perpを取引したい場合は、公式サイトからウォレットを接続して資金を移す。

Deriveはウォレットを接続して直接オプション・Perpを取引するDEXであり、本人確認を経てCEXで入金してから取引する方式とは手順が異なる。クレジットカードや銀行入金からまとめて資金を用意したい場合は、BTCCのような海外CEXの先物を併用する選択肢もある。

リスク

  1. 米国・カナダ・オーストラリアなど複数の地域の居住者は利用できないと明記されている。日本からの利用条件は各自で確認が必要。
  2. オプション取引は無期限先物よりも仕組みが複雑で、価格変動・時間価値の両方を理解する必要がある。
  3. ウォレットの秘密鍵・シードフレーズを自分で管理する必要があり、紛失すると資産を失う。
  4. 2026年10月の上場ラッシュによる値動きは短期的なもので、今後も続くとは限らない。
  5. 価格は誰にも断定できない。本記事は材料の整理であり、売買の推奨ではない。