SBI VCトレードの評判の結論:向いている人・向かない人

SBI VCトレードは、日本円の入出金と暗号資産の送付がすべて無料で、ステーキングを申込なしで受け取りたい人に向く国内取引所です。販売所で頻繁に売買する人や、アプリの使いやすさを最優先する人には向きません。

2026年は体制が大きく変わりました。BITPOINTは4月に合併し、板取引「BITPOINT PRO」は10月30日(金)10時に終了予定です。10月28日にはAPT・ETC・OASの取扱いが終わります。

同じSBIグループでは10月1日にbitbankも完全子会社になりました(bitbankとSBI VCトレードの合併は発表されていません)。BITPOINTの移管申込は11月10日(予定)に始まります。

SBI VCトレードの公式サイトで手数料・取扱銘柄を確認する

向いている人 向かない人
日本円の出金や他社・ウォレットへの送付を無料で済ませたい 販売所でこまめに売買したい(実測で10万円あたり3,000円台〜5,000円弱かかる)
ETH・SOLなどを置いたままステーキング報酬を受け取りたい アプリの評価や操作のしやすさを最優先したい
月500円から積立を続けたい 板で多くの銘柄を売買したい(板は8銘柄)
国内の規制の範囲(個人2倍)でレバレッジも使いたい 出金をその日のうちに受け取りたい(反映は3銀行営業日後)

国内の主要な取引所を同じ物差しで並べた表は仮想通貨取引所のおすすめ比較にまとめています。

SBI VCトレードの基本情報(2026年10月確認)

SBI VCトレードはSBIグループが100%出資する暗号資産交換業者です。サービス名は「VCTRADE」で、パソコンは VCTRADE web、スマホは「ビットコインならSBI VCトレード」アプリで取引します。

項目 内容
運営会社 SBI VCトレード株式会社(2017年5月設立)
登録 暗号資産交換業者 関東財務局長 第00011号、第一種金融商品取引業、電子決済手段等取引業 第00001号
協会 日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)会員
取扱銘柄 暗号資産32銘柄+電子決済手段3種(USDC・RLUSD・JPYSC)。10月28日以降は29銘柄
販売所 暗号資産30銘柄+電子決済手段3種
取引所(板) 8銘柄(BTC・ETH・XRP・BCH・LINK・LTC・DOT・NIDT)
レバレッジ 13銘柄、個人は最大2倍
取引所の手数料 Maker -0.01%/Taker 0.05%
日本円の入出金・暗号資産の送付 すべて無料
メンテナンス 毎週水曜 12:00〜13:00

会社の情報はSBI VCトレードの会社概要、銘柄は取扱暗号資産の一覧で確認しました(2026年10月6日)。

比較サイトには「40種類」「36種類」と書かれたままのものがありますが、銘柄の整理が進んだ今は32銘柄です。登録業者かどうかの見分け方は金融庁に登録された国内取引所の一覧で解説しています。

BITPOINTの統合:板取引は10月30日に終了

SBI VCトレードは2026年4月1日にビットポイントジャパンを合併しました。サービス一本化のお知らせによると、統合後はVCTRADEのサービスをベースにします。

BITPOINTの新規口座の受付は7月31日に終わっています。BITPOINT PRO終了のお知らせ(2026年9月30日公式告知、2026年10月20日確認)によると、板取引「BITPOINT PRO」は2026年10月30日(金)10:00(予定)に終了します。

終了後は新規注文・訂正・取消・約定のすべてが止まります。未約定の注文はこの時点で自動的に取り消され、VCTRADEへ引き継がれません。

移管のスケジュールは移管の特設サイト(2026年10月20日確認)で、事前の移管申込の受付開始が2026年11月10日(予定)、申込をしなかった口座の自動移管が**2026年12月末頃(予定)**と確定しています。事前申込の具体的な手続きは決まり次第案内するとされ、まだ公開されていません。

APT・ETC・OASの取扱廃止のお知らせのとおり、10月7日13時に購入・積立・入庫はすでに止まっており、10月28日13時に売却も終わります(この記事公開時点で残り8日)。残った分は時価で日本円に換えて口座に入金されます。

BITPOINTを使っている人の手順と注意点はBITPOINTとSBI VCトレードの違いにまとめています。

bitbankも同じSBIグループの完全子会社に(2026年10月1日)

SBI VCトレードとは別の動きですが、SBIホールディングスの開示(2026年10月1日付、2026年10月20日確認)によると、暗号資産交換業者のbitbankが同日付でSBIホールディングスの完全子会社になりました。

SBICAH合同会社が廣末紀之CEOらから株式を取得したうえでbitbankの第三者割当増資を引き受け、bitbankがMIXIとセレスの保有株を自己株式として取得する形で完了し、取得価額の合計は467億円です。

経営体制はbitbankの廣末紀之氏が代表取締役社長CEOを続け、SBI VCトレード社長の近藤智彦氏がbitbankの取締役に就任しました。

報道(bloomingbit等)では、SBI傘下の取引所と単純合算した預かり資産残高が約1.1兆円規模になるとされています(2026年4月末時点の単純合算値、当サイトは公式資料でのこの数値の確認はできていません)。

bitbankとSBI VCトレードが合併する計画は、2026年10月20日時点で発表されていません。 2社は別法人・別アプリ・別の手数料体系のまま運営を続ける方針です。

ただし同じSBIグループがBITPOINTを2026年4月に合併した前例があるため、口座を両方で使っている人は今後の公式発表を定期的に確認しておくと安心です。

DMM Bitcoinの口座は2025年3月に移管済み

DMM Bitcoinの口座と預かり資産は、2025年3月8日にSBI VCトレードへ移されました(DMM Bitcoinからの移管のご案内)。DMM Bitcoinはすでに廃業しており、今から口座を作ることはできません。

SBI VCトレードの手数料と10万円分を買うコスト(実測)

SBI VCトレードの手数料は、口座開設・維持・日本円の入出金・暗号資産の入出庫がすべて無料です。費用がかかるのは、販売所の価格差(スプレッド)と、板のTaker手数料0.05%です。

手数料の種類 SBI VCトレード(2026年10月6日に公式で確認)
口座開設・口座維持 無料
日本円の入金 無料(ペイジー入金、1回1,000円以上)
日本円の出金 無料(1,000円以上・1日1回・3銀行営業日後に反映)
暗号資産の入庫・出庫 無料(ネットワーク手数料は当社負担)
販売所 無料(価格にスプレッドを含む)
取引所(板) Maker -0.01%/Taker 0.05%
レバレッジ 取引手数料・ロスカット手数料は無料、ファンディングレートを日次で受け払い

数字の出典はSBI VCトレードの手数料ページとサービス概要です。入金はペイジー入金だけで、銀行振込の窓口は案内されていません。

販売所で10万円分を買うと3,000円台〜5,000円弱(2026年10月20日の実測)

当サイトは2026年10月20日(火)06:15〜06:18に、SBI VCトレードの公式サイトの価格配信を3回取得しました。販売所の買値を、同じ時間帯のbitbankの板の仲値と比べています。

銘柄 販売所で10万円分を買うコスト 買値と売値の差(平均)
BTC 約3,047円 6.2%
ETH 約3,432円 7.0%
XRP 約4,217円 8.4%
SOL 約3,722円 7.3%
DOGE 約4,985円 9.9%
LINK 約4,798円 9.6%

販売所は手数料が無料でも、10万円分のBTCを買う時点で約3,047円を負担している計算です。買ってすぐ売ると、買値と売値の差の約6.2%を失います。

10月6日に同じ方法で測ったときはBTCが約3,150円・ETHが約3,515円・XRPが約4,391円、10月4日はBTCが約3,065円でした。2週間ほどの幅で見てもBTCは3,000円台で大きくは動いておらず、販売所の価格差は時間帯や日によらず恒常的なコストと言えます。

板で買えば10万円あたり数百円

板で買える8銘柄なら、コストは大きく下がります。10月4日の実測では、10万円分を成行で買う総コスト(板の実効コスト+Taker 0.05%)はBTC約444円・ETH約130円・XRP約286円でした。

BTCの板は他社より割高です。同じ物差しで測ると、10万円分のBTCはCoincheck約7円・GMOコイン約54円・bitbank約104円・bitFlyer約168円でした(exchange_spread_daily 108回平均、2026年10月19日時点)。各社の比較は仮想通貨の手数料比較にまとめています。

SBI VCトレードで買うなら、BTC・ETH・XRPは板を使い、板の無い銘柄は少額か積立にするのが現実的です。

SBI VCトレードの良い評判

上位の比較サイトや口コミで多いのは、手数料が無料の範囲の広さ、SBIグループの運営、ステーキングの手軽さへの評価です。公式の情報や第三者の利用者調査で確かめられる点に絞って整理します。

入出金と送付が全部無料

日本円の出金と暗号資産の送付まで無料の国内取引所は多くありません。Coincheckは日本円の出金に407円、bitFlyerは220〜770円かかります。

他社やウォレットへ送る人ほど差が出ます。ただし送付(出庫)できない銘柄があり、公式の一覧ではDOGE・HBAR・SUI・NEAR・FLR・CHZなどは出庫不可です。

SBIグループの運営と自己資本

SBI VCトレードはSBIグループの100%子会社で、資本金は163億5,000万円(資本準備金を含む)です。2026年6月末の自己資本規制比率は529.5%と公表されています。

安全な取引への取り組みでは、すぐに動かす必要のある分を除いてコールドウォレットで保管し、マルチシグネチャを使うと説明しています。「全額コールドウォレット」ではない点は押さえておきましょう。

利用者調査でもセキュリティ・継続利用の評価は高い

オリコンの暗号資産取引所(現物取引)調査(過去3年以内の利用者6,526人が回答、2026年10月20日確認)では、SBI VCトレードは総合5位・66.9点でした。

項目別では「セキュリティ面の安心度」84.7点・「継続利用意向」83.1点と高い一方、「手数料」は4位・63.3点、「使いやすさ」は5位・69.5点にとどまっています。実測の板コストやアプリの評価の低さと整合する結果です。

ステーキングが申込なしで受け取れる

対象の銘柄を持っているだけで、毎月のステーキング報酬を受け取れます。申込もロックもなく、途中で売っても問題ありません。詳しくは次の節で説明します。

SBI VCトレードの悪い評判

悪い評判で目立つのは、アプリの使いにくさ、販売所の価格差、出金の遅さです。どれも公式の仕様や数字で確かめられるものです。

アプリの評価は★1.8〜1.9

2026年10月6日時点で、App Storeの「ビットコインならSBI VCトレード」は★1.8(358件)、Google Playは★1.9でした。ログインや画面の分かりにくさへの不満が多く見られます。

操作に慣れるまでは、パソコンの VCTRADE web と併用すると迷いにくくなります。

販売所の価格差が大きい

前の節の実測のとおり、販売所で10万円分を買うとBTCでも約3,047円、XRPやDOGEでは4,000円を超えます。手数料が無料という言葉だけで販売所を使うと、見えないコストを払い続けることになります。

出金は1日1回・3銀行営業日後

日本円の出金は1,000円以上・1日1回までで、反映は3銀行営業日後です。急いで日本円に戻したい人には不便です。

入金はペイジーだけで、1回1,000円以上です。入金方法の違いは仮想通貨の入金方法の比較で各社を並べています。

毎週水曜の昼にメンテナンス

毎週水曜の12時〜13時は定期メンテナンスで取引できません。昼休みに売買したい人は時間を外す必要があります。

ステーキング:16銘柄・申込なし・報酬は実績の75%

SBI VCトレードのステーキングは、対象銘柄を口座に持っているだけで報酬が付く仕組みです。ステーキングのページで、2026年10月6日に条件を確認しました。

項目 内容
対象 ETH・SOL・TRX・ADA・HBAR・AVAX・SUI・TON・DOT・NEAR・ATOM・FLR・APT・ALGO・XDC・OAS の16銘柄
申込・ロック 不要。途中で売却・出庫してもよい
利用者の受取 ステーキング実績の75%
付与 月の平均保有数量で按分し、翌月15日までに付与
受取の形 初期設定は暗号資産。設定でJPYSCでも受け取れる

公式が出している直近の実績年率は、ETH 2.3%・SOL 4.6%・ADA 1.8%・ATOM 18.2%などです。利用者が受け取るのはこの75%なので、ETHなら年率約1.7%が目安です。

APTとOASは10月28日の取扱廃止に合わせ、9月分の付与でステーキングも終わります。テゾス(XTZ)は2026年6月30日に終了しました。貸コインで貸し出している分は対象外です。

積立と貸コイン

積立は31銘柄で、1回500円から200万円まで、毎日・毎週・毎月から選べます(積立のページ)。手数料は無料ですが、販売所の価格で買うためスプレッドはかかります。

銀行口座からの自動引き落としはなく、先に日本円を入金しておく必要があります。2026年10月1日〜12月15日は、XDC・CANTON・ZPGの積立のスプレッド相当額を還元するキャンペーンをしています(エントリー制)。

貸コインは、暗号資産を一定期間SBI VCトレードに貸して利用料を受け取るサービスです(貸コインのページ)。途中解約はできず、貸している資産は分別管理の対象外になります。

ステーキングとの違いは、ロックがあるかどうかです。売りたいときにすぐ売れる状態を残したいなら、ステーキングの方が扱いやすいでしょう。

レバレッジ:個人2倍・13銘柄

SBI VCトレードのレバレッジ取引は、個人で最大2倍、13銘柄(BTC・ETH・XRP・SOL・DOGEなど)です。取引手数料とロスカット手数料は無料で、建玉を持ち越すと日次のファンディングレートを受け払いします。

ファンディングレートは毎日18時までに公式のページで公表されます。プラスなら徴収、マイナスなら付与で、最近は-0.007%〜+0.023%程度でした。

証拠金維持率が80%以下になるとロスカットされます。海外の取引所の資金調達率との違いは資金調達率(ファンディングレート)の解説で比べています。

SBI VCトレードの公式サイトで手数料・取扱銘柄を確認する

SBI VCトレードの口座開設の手順

口座開設はスマホで完結します。申込から取引までの流れは次のとおりです。

  1. 公式サイトかアプリでメールアドレスを登録する
  2. 氏名・住所・職業・投資経験などを入力する
  3. スマホで本人確認書類と顔写真を撮影する(オンライン本人確認)
  4. 審査の完了通知を受け取り、ログインして二段階認証を設定する
  5. ペイジーで1,000円以上を入金し、板または販売所で購入する

口座を作ったら、まず少額で入金と購入を一度試しておくと安心です。

紹介プログラムを使うと、紹介した人と紹介された人に現金1,000円ずつが付与されます(キャンペーン一覧、2026年10月6日確認)。

SBI VCトレードと他の国内取引所の比較

SBI VCトレードは「無料の範囲」とステーキングで強く、「板のコスト」と「アプリ」で弱い取引所です。主な他社と並べると、次のようになります。

項目 SBI VCトレード GMOコイン Coincheck bitbank bitFlyer
10万円分のBTCを板で買う総コスト(実測) 約444円 約54円 約7円 約104円 約168円
日本円の出金 無料 無料 407円 550円/770円 220〜770円
個人のレバレッジ 2倍 2倍 2倍(iOSのみ) 2倍(信用取引) 2倍
板の手数料(BTC) Maker -0.01%/Taker 0.05% Maker -0.01%/Taker 0.05% 無料 Maker 0%/Taker 0.1% 0.01〜0.15%

総コストは当サイトの実測(SBI VCトレードは10月4日、他社はexchange_spread_dailyの2026年10月19日時点の直近平均)です。

対GMOコイン:手数料の形は同じ、板のコストで差

GMOコインもSBI VCトレードも、入出金・送付が無料で、BTCの板の手数料も同じです。違うのは板の厚さで、10万円分のBTCはGMOコインの方が約390円安く買えました。

板で買うならGMOコイン、ステーキングの対象銘柄を多く持ちたいならSBI VCトレード、という使い分けが考えられます。

対Coincheck:アプリと板のBTC、出金と送付で逆の強み

CoincheckはBTCの板の手数料が無料で、実測でも約7円と最も安く買えました。一方で日本円の出金は407円かかり、BTC以外の板は有料化が予告されています(10月19日の予定から延期・日時未定)。

違いの詳細はコインチェックとビットフライヤーの比較でも整理しています。

対bitbank:板の銘柄数か、無料の範囲か

bitbankは板で多くのアルトコインを売買できます。SBI VCトレードは板が8銘柄なので、アルトコインを安く買いたいならbitbankの方が向いています。

bitbankは2026年10月1日にSBIホールディングスの完全子会社になりましたが、SBI VCトレードとは別会社・別アプリのままです。出金・送付まで無料にしたい人や、ステーキングを受け取りたい人はSBI VCトレードを選ぶ理由があります。

ほかの国内取引所の評判は取引所のレビュー一覧にまとめています。ZaifはZaifの評判で同じ物差しで測っています。

SBI VCトレードを使うときの注意点

  1. 販売所の価格差:10万円分のBTCで約3,047円。BTC・ETH・XRPは板を使う
  2. BITPOINT PRO終了:板取引は10月30日10時に終了予定。未約定注文は自動取消で引き継がれない
  3. 10月28日の取扱廃止:APT・ETC・OASを持っている人は、10月28日13時までに売却か出庫を決める
  4. 出庫できない銘柄:DOGE・HBAR・SUIなどは他社やウォレットへ送れない
  5. 出金の反映:日本円の出金は1日1回・3銀行営業日後
  6. 定期メンテナンス:毎週水曜12時〜13時は取引できない
  7. 貸コインのロック:途中解約できず、分別管理の対象外
  8. bitbankとは別会社:同じSBIグループだが、2026年10月20日時点で合併計画は発表されていない

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