ソラナの今後の結論:Alpenglowは本番移行、材料は強気寄りだが値動きは別

ソラナ(SOL)は2026年10月21日にAlpenglowが本番移行し、技術面は前進しました。一方で価格は過去最高値の4割弱にとどまり、直近30日ではむしろ下げています。

2026年10月22日時点の価格は約108ドル(CoinGeckoの公開APIで取得、約17,070円)です。過去最高値293.31ドル(2025年1月19日)からは約63%安く、6月安値62.2ドルからは約1.7倍です。

区分 主な材料 状況(2026年10月22日時点)
強気 Alpenglow本番移行 10月21日14:50 UTC(エポック1064)に有効化。確定が十数秒から約150ミリ秒に短縮
強気 米国の現物SOL ETF 累計の純流入は約16.1億ドル(9月25日時点)
強気 SECとCFTCの整理 2026年3月17日、SOLを証券ではなく商品(デジタルコモディティ)と位置づけ
弱気 ミームコイン需要の読みにくさ 2月に週間出来高6割減、7月の報道では比率42%まで一部回復
弱気 クライアントの一極化 Firedancer系はAlpenglow対応が10月22日時点でも未発表
弱気 価格は直近30日で下落 約9.4%下げ、ATHから約63%安

国内でSOLを買うなら、取引所ごとに総コストが30倍以上違います。実測は下の節で比べています。

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ソラナ(SOL)とは:高速処理を売りにするL1ブロックチェーン

ソラナとは、Proof of HistoryとProof of Stakeを組み合わせ、取引を並列処理する高速なレイヤー1のブロックチェーンです。2020年3月にメインネットが始まりました。

1回の送金手数料は1円に満たないことが多く、DEX・ミームコイン・ステーブルコイン決済の取引が集まります。時価総額は約636億ドルで暗号資産全体の7位です(CoinGeckoのデータ、2026年10月22日)。

項目 内容
ティッカー SOL
メインネット開始 2020年3月
発行上限 なし(新規発行は年々減る設計、手数料の一部は焼却)
流通量 約5.90億 SOL(2026年10月22日、CoinGecko)
過去最高値 293.31ドル(2025年1月19日)
主な用途 DEX、ミームコイン、ステーブルコイン決済、NFT、RWA

イーサリアムとの違いはソラナとイーサリアムの違いで詳しく比べています。速度と手数料ではソラナ、分散性とエコシステムの厚みではイーサリアムが上、という整理です。

ソラナの価格の推移:6月に底を打ち、10月は下げ戻し

2026年のSOLは、1月の約146ドルを高値に下げ続け、6月に約62ドルの安値をつけました。8〜9月に上向きましたが、10月は再び下げています。

下の表はCoinGeckoの日次データ(米ドル建て)を月ごとにまとめたものです。月初・月末の値と、その月の安値・高値を並べました。

月 月初 安値 高値 月末
2026年1月 124.5 117.5 146.5 117.5
2026年2月 105.5 78.3 105.5 82.0
2026年3月 84.7 81.4 95.9 82.4
2026年4月 83.0 79.0 89.1 83.0
2026年5月 83.0 82.0 97.3 82.7
2026年6月 82.3 62.2 82.3 75.0
2026年7月 73.6 73.6 82.3 74.5
2026年8月 72.8 71.9 109.2 101.7
2026年9月 103.0 96.9 122.1 119.1
2026年10月(22日まで) 118.0 103.4 121.5 108.1

10月は5日に約122ドルまで戻した後、18日に約103ドルまで下げました。Alpenglowが本番移行した21日前後はやや戻しています。

SOLは上げ相場で10倍を超える上昇をした一方、2022年のFTX破綻では10ドル前後まで下げました。値動きの大きさは主要銘柄の中でも目立ちます。

強気の材料:Alpenglowの本番移行・ETFの資金・規制の明確化

強気の材料は、Alpenglowが実際に本番移行まで到達したこと、米国の現物ETFへの資金流入、SOLを証券でなく商品(コモディティ)と位置づけた規制上の明確化の3つです。

Alpenglowが本番移行:確定時間が約150ミリ秒に

2026年10月21日14:50 UTC(エポック1064)、ソラナの合意の仕組み(コンセンサス)を置き換えるAlpenglowが本番ネットワークで有効化されました。Anzaの運用ドキュメントは「通常条件で約150ミリ秒」での確定を目標値としています。

従来は確定まで十数秒かかっていました。Solana Compassの報道によると、既存ネットワークを止めずに切り替える方式で、9月のテストネットでの予行演習を経ています。

ウォレット利用者や多くのアプリ開発者は、この移行で特にすることはありません。対応が必要なのはバリデーター運営者と、ブロックデータを直接読み取る開発者だけです。

9月には「9月28日に本番で有効化」という噂がSNSで広まりましたが、Anzaの関係者が否定していました。10月21日が実際の本番日になりました。

確定が常に150ミリ秒になるわけではない点に注意してください。Anzaのドキュメントは、ステークしていないノードは確定を知るのが遅れる場合があり、ブロックがスキップ・遅延すればさらに長くかかると明記しています。

米国の現物SOL ETF:累計の純流入は約16.1億ドル

米国では2025年10月以降、ソラナの現物ETFが上場し、ETFの中でステーキング報酬も受け取れる設計になっています。証券口座からSOLに投資できる経路ができました。

KuCoinの報道によると、累計の純流入は2026年9月25日時点で約16.1億ドルに達しました。資金の大半はBitwiseのBSOLが占めています。

Solana Compassの報道では、2026年8月24日に1日約3,350万ドルの流入があり、当時の累計を過去最高に更新しました。地合いが弱い時期でも買い手がいたことは下値を支える材料です。

SOLを証券ではなく商品(コモディティ)と位置づけ

SECとCFTCは2026年3月17日に共同で解釈指針を公表し、SOLをビットコイン・イーサ・XRPなど他の資産とともに、証券ではなく商品(デジタルコモディティ)として扱う整理を示しました。

商品としての扱いでも、詐欺や相場操縦の規制はCFTCの管轄下で続きます。発表直後にSOLは1ヵ月ぶりの高値(約97ドル)まで上昇した後、約90ドル付近まで戻しました。

機関投資家の価格目標

英スタンダードチャータード銀行は2026年2月に報道され、2026年のSOLの目標価格を310ドルから250ドルへ下げました。

同時に長期の見通しは引き上げ、2027年400ドル・2028年700ドル・2029年1,200ドル・2030年末2,000ドルという目標も示しています。

こうした目標価格は前提(ETFの資金・ステーブルコイン決済の伸び)に強く依存します。当サイトは数値の予想を出しません。目標は「強気の人が何を根拠にしているか」を知る材料として読むのが安全です。

弱気の材料:ミームコイン需要の読みにくさとクライアントの一極化

弱気の材料は、ミームコイン取引をめぐる需要の読みにくさ、Firedancer系がAlpenglowに未対応のまま、価格そのものが高値から大きく下げている実績の3つです。

ミームコイン取引:2月に急減、7月の報道では一部回復

ソラナの取引量を支えてきたのはPump.funなどのミームコインの売買でした。2026年2月にはソラナのDEXの週間出来高が約6割減ったと報じられています。

一方、2026年7月ごろの報道と別の報道では、ミームコインの比率がソラナのDEX出来高の約42%まで戻ったとされています(2025年末は1割未満)。

需要が戻りきったとは言い切れず、取引の中心がミームコインの売買に偏りやすい構造自体は変わっていません。利用の増減で手数料収入とSOLの需要も変動します。

Firedancer系がAlpenglowへの対応を終えていない

Firedancerは、Jump Cryptoが開発する別系統のバリデーターソフトです。クライアントを複数にして停止に強くする切り札とされてきました。

2026年9月のテストネット移行の案内で、FiredancerとFrankendancerはAlpenglowへの移行に未対応とされ、対応時期は10月22日時点でも発表されていません。

バリデーター運営者には対応クライアント(Agave・Jito-Solana・Harmonic Salsaなど)への切り替えが求められ、クライアントが一時的に一極化する状態が続く可能性があります。ソラナは過去に複数回のネットワーク停止を起こしています。

価格は高値から約63%安、直近30日も下落

2026年10月22日の約108ドルは、過去最高値293.31ドルから約63%安です。直近30日でも下げており、Alpenglowの本番移行というポジティブな材料が出た直後でも価格は連動していません。

ビットコインも高値圏から下げており、暗号資産全体の地合いが戻らないと、ソラナだけが上がるのは難しい局面です。

他の高速チェーンとの比べ方

ソラナの競合は、同じく速さを売りにするチェーンと、エコシステム最大のイーサリアムです。比べるときは速さよりも「お金と開発者がどこに集まっているか」を見ると判断しやすくなります。

項目 ソラナ(SOL) イーサリアム(ETH) スイ(SUI)
確定までの時間 約150ミリ秒(2026年10月21日〜) 約13分(完全確定) 1秒未満
手数料 1円未満が多い 混雑時に高い(L2は安い) 1円未満が多い
米国の現物ETF あり あり なし
国内の板取引 GMOコイン・bitbank・Coincheck・BitTrade 多くの国内取引所 一部の取引所

対イーサリアム:資金の受け皿を取り合う関係

イーサリアムはL2を含めた開発者と資金の厚みで上です。Alpenglow後のソラナは確定の速さで優位ですが、両方に米国の現物ETFがあり、資金を取り合う関係でもあります。イーサリアムとの違いはソラナとイーサリアムの違いで詳しく比べています。

対スイ:同じ高速チェーンの後発

スイは2023年に始まった高速チェーンです。技術の方向性は近いものの、DEXの出来高・ETFの有無ではソラナが先行しています。

ソラナを国内で買うなら:10万円分の総コストを実測

結論として、10万円分を板で買う総コストはGMOコイン(約99円)が最も小さく、bitbank(約125円)が続きます。Coincheckは取引所手数料が0%でも板の実効コストだけで約376円かかります。

当サイトが国内取引所の公開APIから取得している実測(exchange_spread_daily、2026年10月1〜21日の94回平均)に、同日公開APIで確認した取引手数料(Taker)を足しました。

取引所 形式 板の実効コスト(直近20日・94回平均) 取引手数料(Taker・2026-10-22確認) 10万円分の総コスト
GMOコイン 板 約8.9円 0.09% 約99円
bitbank 板 約5.4円 0.12% 約125円
Coincheck 板 約376円 0%(延期中・新日時未定) 約376円
BitTrade 板 約3,250円(2026年10月22日に3回取得) 別途(公式ページで確認) 約3,250円+手数料
SBI VCトレード 販売所 — — 約3,447円(2026年10月6日実測)

GMOコインの公開APIでSOLのTakerは0.09%・Makerは-0.03%、bitbankの公開APIでTakerは0.12%・Makerは-0.02%でした(いずれも2026年10月22日に確認)。

Coincheckは取引所(板取引)の段階制手数料導入を延期すると公式に告知しており、10月22日時点でも新しい実施日は発表されていません。導入前の今は取引所手数料0%ですが、板の実効コストだけで他社の数十倍かかっている状態です。

BitTradeは当サイトが2026年10月22日06時台に3回板を取得して算出した参考値です。SBI VCトレードは直近の取得ができなかったため、SBI VCトレードの評判の実測値を引用しています。

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買い方の手順

  1. 取引所を選んで口座を開く:上の表のGMOコインかbitbankを選び、スマホの本人確認(顔写真と本人確認書類)で申し込みます
  2. 2段階認証を設定する:ログインと出金に認証アプリを使う設定にします
  3. 日本円を入金する:銀行振込が手数料を抑えやすい方法です。詳しくはビットコインの入金方法で比べています
  4. 「取引所(板)」の画面でSOL/JPYを選ぶ:「販売所」ではなく板の画面で、成行か指値の買い注文を出します
  5. 少額で試してから増やす:最初は数千円で注文の流れを確かめ、残りは日を分けて買います

他の銘柄も含めた取引所選びは国内取引所の比較、銘柄ごとの買い方は仮想通貨の買い方、手数料の全体像は仮想通貨の手数料比較にまとめています。

販売所で買うと何が違うか

販売所は取引所が提示する価格で売買する形式で、買値と売値の差が手数料の代わりになります。SBI VCトレードの販売所で10万円分のSOLを買うと約3,447円で、GMOコインの板(約99円)の約35倍です。

bitFlyerは板取引(Lightning)にSOLのペアがありません。SOLを安く買いたいなら、板でSOL/JPYを扱う取引所を選ぶのが基本です。

ステーキングで保有しながら報酬を受け取る

長く持つなら、国内取引所のステーキングでSOLの報酬を受け取る方法もあります。GMOコインやSBI VCトレードなどがSOLのステーキングを提供しています。報酬はSOLで受け取るため、価格が下がれば円での価値は減ります。

ソラナに投資する前の注意点

SOLに投資する前に、次の6点を確認しておくと失敗を減らせます。

  1. 値動きが大きい:最高値から約63%下げた実績があります。生活に使うお金は入れないでください
  2. Alpenglowは移行したが課題は残る:確定は速くなりましたが、ミームコイン需要の読みにくさやクライアントの一極化は解決していません
  3. ネットワーク停止:過去に複数回止まっています。クライアントが1つに寄る間は注意が必要です
  4. ETFの資金の流出リスク:流入が続く間は追い風でも、地合いが悪くなると売りの経路にもなります
  5. 海外取引所を使わない:SOLは国内の板で買えます。Bybit・Bitgetは日本向けサービスを終え、金融庁の無登録業者の警告を受けている業者もあります
  6. 税金:売却や他の暗号資産との交換で出た利益は、原則として雑所得です。国税庁の暗号資産の課税の案内で確認できます

ソラナの今後のまとめ

ソラナの今後は、Alpenglowの本番移行とSOLの商品(コモディティ)としての規制上の明確化で、技術・規制面は前進しました。ミームコイン需要の読みにくさとFiredancer系の未対応は、速さと安定性の両立という課題を残しています。

買う場合は、10万円分の総コストが約99〜125円で済むGMOコインかbitbankの板を使い、何回かに分けて買うと値動きの影響を和らげられます。

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